NYやLAの物価の高さは今に始まったことがではありませんが、昨今ではインフレの影響で外食をする人々が減り、
テイクアウト・フードが地元住人からも、旅行者からも人気を集める傾向が顕著。
SNSでヴァイラルになるのも、手頃な価格のカジュアルグルメを提供するチープ・イーツが中心になって久しい状況ですが、
NYとLAでヴァイラルになっているのがここにご紹介する2つのスポット。
チープ・イーツとは言え、そもそも物価が高い街なので大バーゲン価格ではありませんが、
それぞれにヴァイラルなる理由やその価格を支払う満足感を与えてくれるスポット。
NYのダニー&クープスが伝統のオリジナルを貫く味とセッティングを提供しているのに対して、LAのキャリック・ベーグルは
オリジナルとは一線を引いた斬新なコンセプトとアイデアがウリになっています。
ブラッドリー・クーパーが最初にオスカーにノミネートされたのは2012年公開の『Silver Linings Playbook / 世界にひとつのプレイブック』でしたが、
その中で彼が演じたフィラデルフィア出身のNFLイーグルス・ファンは、彼の生い立ちそのもの。そして彼が「自分で頻繁に作る」と語って来たのが、
そのフィラデルフィア名物のフィリーズ・チーズステーキ・サンドウィッチ。
大谷選手でさえ、フィリーズ戦でフィラデルフィアを訪れた際に味わって「美味しい」と絶賛したチーズステーキ・サンドウィッチですが、
その本場フィラデルフィアのチーズステーキ・サンドウィッチの老舗、「アンジェロズ・ピッツェリア」のオーナー、ダニー・ディジャンピエトロとのパートナーシップで、ブラッドリー・クーパーがNYでスタートしたのが
フィリーズ・サンドウィッチの専門店、ダニー&クープス。ちなみにクープはブラッドリー・クーパーの子供時代からのニックネーム。
ブラッドリーは2019年に「アンジェロズ・ピッツェリア」を訪れた際にダニー・ディジャンピエトロと親しくなり、2023年にはNYのストリートでフードトラックとして
ダニー&クープスのポップアップを展開。その大成功に自信をつけて2025年1月にアヴェニューAと10番街のコーナーに、オープンしたのがダニー&クープス。
その直後の2025年春にはラスヴェガスに2店舗目を出店、そして2025年にニューオリンズで行われたスーパーボウルにフィラデルフィア・イーグルスが出場した際には、
現地でもポップアップを出店して大人気を収めています。
ダニー&クープスのカウンターと立ち食いスペースしかない、小さな店舗の壁に描かれたメニューは、チーズステーキ・サンドウィッチと水、ソーダだけ。
オープン当初は3時間待ちの大行列が出来ていましたが、18ドルと決して安くないサンドイッチはボリューム満点。
柔らかく刻んだステーキ、キャラメライズされた玉ねぎ、そして特製の濃厚チーズが、トーストした自家製の柔かいセサミ・ブレッドの間に
たっぷり挟まれており、フィリーズ・チーズステーキ本来のスタイルを貫いたもの。
アヴェニューAという、通常セレブリティが出店しないようなエリアの小さなスペース、質素なインテリアという店のセッティングも
フィラデルフィアが誇る大衆グルメ、チーズステーキ・サンドウィッチを販売するのにはピッタリ。
ブラッドリー・クーパーが彼のセレブリティ・ステータスを使って経営している訳ではなく、
フィラデルフィア伝統のサンドウィッチをそのままNYに持ってきたというコンセプトが、本来ならホームチーム、NYジャイアンツの宿敵イーグルスを毛嫌いするニューヨーカーの間でも
人気を博しているのが同店。
複数のレビュー・サイトで2025年にオープンしたベスト・チープイーツ、ベスト・サンドウィッチ・ストア等に選ばれたダニー&クープスですが、
時折同店で厨房に立ったり、ゴミ出しまでするブラッドリー・クーパーをお目当てに足を運ぶ人々もいるようです。
ダニー&クープス Website:https://dannyandcoops.com/
ロサンゼルスのキャリック・ベーグルは、コリアン・タウンに位置する大人気のベーグル・ショップで、同店を有名にしたのがスタッフド・ベーグル。
これまでベーグル・サンドウィッチはベーグルをサイドからスライスして、間に具材を挟むのが常識。
でもキャリック・べーグルは、ベーグルの表面から切れ目を入れて、その間にフィリングを埋め込む独特のスタイルでSNS上でもヴァイラルになっているアイデア商品。
一番人気は”シグネチャー・キャリック”で、韓国風のガーリック風味が効いたバターのコクが感じられるクリーム・チーズをスタッフィングしたベーグル。
次いで人気なのはパルメザン・チーズのクラストのベーグルにトマト・クリームチーズを挟んだ ”ピザ”。インフルエンサー達のレビューでは、
「ペパロニが一番淡泊な味だった」という意外な感想も聞かれるものの、多くのネット・レビューで10点満点中9点以上の高得点を獲得しています。
ベーグル自体は、ふんわり柔らかく、表面のカリカリの食感とのコントラストが楽しめるのが醍醐味ですが、
ベーグルの本場、NYからの旅行者に言わせると、「これはベーグルの形をした惣菜パン」。ベーグル本来の、一度茹でてから焼き上げることで生まれる弾力や粘り、噛みごたえ、
噛んでいるうちに味わえる ほんのりした甘味を含む風味が無く、”LAスタイル”と言われるベーグルとは言え、「ここまで違うならわざわざベーグルを名乗る必要があるのか」との疑問も聞かれています。
それでも毎日のように完売し、特に週末になると午後1時には完売する人気ぶりで、一時は購入の数量制限が設けられていたほど。
明るく清潔な店内にはセルフ・オーダー用のキオスクが導入されているので、注文は非常にスムーズ。行列が出来ていても、それはオペレーションが悪いための行列ではないので、
待ち時間が予想より短いことも人気の要因。
スタッフド・ベーグルは全6フレーバーで、お値段は9ドル。
LAスタイルのフワフワのベーグルとフレーバー・クリームチーズの原価と考えると「割高」との声も聞かれますが、これをベーグルと認めたくない人々でも
「美味しい」と認めざるを得ない人気商品になっています。
キャリック・ベーグル Website:https://www.calicbagel.com/


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