
Dec. Week 5, 2025
10 Questions You Should Ask Yourself at the End of the Year
2025年を振り返って、自分に尋ねるべき10の質問…
2022年以来、コーナーでご提案してきたのが "1年を振り返って 自分に尋ねるべき10の質問"
の回答を記録し、それを続けて行く習慣。
毎年続けて下さっている読者の皆さんから今年もリクエストを頂いたので、掲載させて頂きます。
私は日記をつける習慣がありますが、それとは別に1年のを振り返って、毎年同じ質問を自分に尋ねることは、
自分の意識や考え、生活ぶりの変化が比較し易く、その考察によって 自分や周囲の変化、人生の大きな流れが悟れる利点があります。
毎年続けなかったとしても、何年分かの回答を後から読んで比較してみることは、忘れていた大切な事を思い出したり、自分自身を見つめ直すための
良い機会になりますし、何等かのモチベーションや新しいアイデアに繋がることも多々あります。
他人にインスピレーションを求めるより、自分自身を掘る下げる方が遥かに有意義であることが感じられると思います。
その10の質問を答える際に、注意すべきなのが以下の5点です。
- 必ず年末、もしくは年始に行うこと
1年を締めくくる意識で書いて、新年への新しい気持ちへ切り替えをするため。
- 事前に問題を読んで深く考えるよりも、短時間に筆記テストの感覚で回答する
タイマーを15~30分にセットして、その間に10問に回答するのがお薦めです。
回答に時間を掛け過ぎると 途中で疲れたり、時間が無くなって挫折するリスクが高まる上に、
将来的に読み返すのが面倒な回答に仕上がります。
- 他人に読ませることや、他人の回答と比較することは一切考えずに、自分に正直に答える
自分に正直な回答ほど、時間が経過して読み返した際のインパクトが高まります。
-
後から読んだときに意味が分かるように説明を加えたい場合には、全問に回答した後に行う
とにかく10問全問に回答するのが最優先。説明を加える場合は簡潔で短い文書で。
- 回答を確実に保存し、後に閲覧と比較ができるシステムを作る
毎年回答をワード・ファイルに保存し、1つのフォルダに入れておくのが一般的。
手書きで回答を残したい場合は、専門のノートを用意することをお薦めします。
手書きはその時の心情、時に健康状態までもが筆跡に表れるので、私は手書き肯定派です。
以下が10の質問とそのガイダンスです。
偏った視点に捉われずに自由に 柔軟な思考で回答することによって、1年を締めくくり、来年に向かう意識が高まります。
2025年を振り返って 自分に尋ねる10の質問
- What did you do this year that you’d never done before?
2025年に生涯で初めてやってみたことは?
初めて行った、食べた、観た、話した、作ったという行動、2025年から習慣や日課にしたこと、自分が極力心掛けるようにしたことなど、
大きな事から 些細な事までの中で、「これを自分が初めてやってみたのが2025年だった」と覚えておきたいこと。
Compared to this time last year, you are… (ex. happier? sadder? thinner? fatter? richer? poorer?)
昨年の今と比べて自分はどう変わった...? (例:以前より幸せ、悲しい、痩せた、太った、裕福、貧しくなった、等)
変わっていないと思うのであれば、そう書くのもOK。ただしその場合は、変わらないことに感謝しているのか、情けなく思っているのか、退屈しているのかなど、
変わらない自分に対する考察も記載のこと。
What political issue stirred you the most?
2025年に一番気がかりだった政治問題は?
政治に興味が無い人であれば、自分が一番気になった事件、腹を立てた事件、2025年を象徴していると思った出来事などもOK。
一見自分とは無関係のように思える質問であるものの、2025年の自分の社会観が 自覚出来ます。
What was your biggest achievement of the year?
2023年の最大の成果は?
学業や仕事、ライフスタイル改善の成果だけでなく、「悩まなくなった」、「毎日笑顔で過ごせるようになった」、「人が自分をどう思っているかを気にしなくなった」等、
自分にとって大きなプラスになっていると思えることなら何でも。
What was your biggest failure?
2025年最大の失態は?
書きたくないほど辛い出来事があった人ほど ここをしっかり埋めておくと、
2025年の厄落としになって、新年への気持ちの切り替えがし易くなります。
裏切られたり、騙されたりと、自分は悪くないと思っていることでも、「XXを信じて、疑おうとしなかった」と書くことで
被害者意識が教訓に転換されていきます。
What was the best thing you bought?
2025年で最も購入して良かったと思う物は?
これは自分の物だけでなく、家族や友達に贈ったギフト、寄付をしたお金等でもOK。
他愛のない質問ですが、自分が財産に対して抱く意識、潜在意識が回答に表れます。
投資をして儲かった株式やクリプトカレンシー等はここに記載します。
Where did most of your money go?
2025年で自分が最もお金を遣ったのは?
NYに暮らしていると この回答は毎年「レント」になってしまうと思いがちであるものの、意外にそうではないのが実情。
自分の収支を見直す機会にもなるので、最初は印象で回答して、後にクレジットカードの明細等で実際の数字と向き合うのがお薦めです。
投資の損失等もここに含まれます。一年の終わりに自分のお金の遣い方を検証するのは非常に大切なことです。
What do you wish you’d done more of?
2025年にもっと やっておきたかったことは?
出来なかった後悔の気持ちで書くよりも 「2026年にはもっとこれをやろう、やりたい」という気持ちで書く方が、今後に繋がります。
What do you wish you’d done less of?
2025年にやり過ぎたと思うことは?
ここで回答すべきは お酒の飲み過ぎや炭水化物の食べ過ぎに始まって、YouTubeやSNSに割く時間が長過ぎたなど、やり過ぎで反省していること。
自分のことを少しも思ってくれない相手に対する親切や、子供や恋人に対する過干渉などもここで反省すべきこと。
What valuable life lesson did you learn this year?
2025年で学んだ貴重な人生の教訓/レッスンは?
教訓じみた内容や ポジティブな内容の回答である必要は無く、あくまで自分が学んだレッスンを正直に書くべきセクション。
2025年に「人間なんて誰も信用できない」、「愛情なんて続かない」と痛感したのであれば、そう書いておくことが 後の自分に思わぬ教訓を与えます。
中にはこの1年間に辛い思いをして「早く忘れたい」、「思い返すのもまっぴら」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、
私自身はNYに来てからというもの、辛い事に見舞われた時ほど心掛けたのが 「どんなに苦しくてもその経験と思いを日記に残しておく」ということ。
そのお陰で、辛い事が起こる度に過去の日記を読み返して「これを乗り越えたのだから、今の問題は絶対に乗り切れる!」という自信と勇気を過去の自分から与えて貰うことが出来ました。
「人生の失敗や辛い出来事から学ぶことによって、それが”経験”に替わる」とこのコーナーで偉そうに書いてきた私にも、
決してポジティブに割り切ることが出来ない苦い経験や、裏切られた悔しい思いがあります。
ですが その時々の日記から「自分には不屈の精神がある」と教えられてきた今では、 「あの時の辛さや悔しさは、こうやって使っていくために私の人生にもたらされたのかもしれない」とさえ思えるようになりました。
私自身、上記の10の質問に対して、反省したこと、辛かったこと等を包み隠さず 書き貯めてきましたが、それを読み返して 改めて感じるのは
「様々な経験や思いは、時間が経過してから 自分にとって意味を成してくる」ということです。
そして毎年のように「何かしなければ、何も起こらない」、「何かやっていれば、何かが起こる」という気持ちが沸いて来て、
失敗したり、損をすることがあっても、とにかく行動して、それを諦めずに続ける自分を好きでいられることをとても幸せに思っています。
人間は時に成果や達成を求めるあまり、何かに取り組んでいる時が 実は一番楽しいことに気付かないケースが多いのですが、
私は毎年の自分の回答を読むうちに、物事に取り組んで、行動すること、行動出来ることこそが 人生最大の幸福だと悟るようになりました。
ですから1年が楽しいものでも、辛いものでも、自分の記録を何等かの形で残しておくことはとても大切なことだと思いますし、
自分こそが自分にとっての「最高の教材」であると信じています。
Yoko Akiyama
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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に
ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。
Eコマース、ウェブサイト運営と共に、個人と企業に対する カルチャー&イメージ・コンサルテーション、ビジネス・インキュベーションを行う。
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