ZARA、H&Mに続き…、新クリエイティブ・ディレクター、
ザック・ポーゼンが手掛ける Gap ストゥディオ・コレクション
Published on 4/3/2025

このところ、ZARA、H&M といったファスト・ファッションブランドが手掛けているのがストゥディオ・コレクション。
これはファスト・ファッションのクチュール版とも言われ、安価にトレンド追求をする、使い捨て的なこれらのブランドの中にあって、
よりタイムレスで、デザイン性、機能性、クォリティを追求するリミテッド・エディションのライン。
お値段も従来より高めに設定されていて、客層ターゲットも年齢、収入共に高めを狙うのがコンセプト。
そのストゥディオ・コレクションに新たに参入したのがギャップで、4月3日に発売されたのが ギャップ・ストゥディオ コレクション1なのだった。

ギャップ・ストゥディオは、Gap Inc.の新エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼、クリエイティブ・ディレクターに就任したデザイナーのザック ポーゼンのビジョンを繁栄したもの。
過去に数多くのセレブリティのレッド・カーペット・ファッションを手掛け、セレブと太いパイプを持つ彼は、
ギャップというアメリカン大衆カジュアル・ブランドのイメージを逆手に取って、
既にセレブリティ達に遊び心のあるワードローブを ギャップ・ストゥディオのラベルで提供。
その中には、ブルガリのジュエリー発売記念イベントでアン・ハサウェイが着用したポプリン・マキシ・シャツドレス(写真下左から2番目)や、ティモシー・シャラメ(写真下右)が今年のアカデミー賞ノミネート者ディナーで着用した
サテン素材のGジャン&ジーンズのセット、ミュージカル映画「Wicked」主演のシンシア・エルヴォがイベントで着用したケープ付きロング・ドレス(写真下左)、デミー・ムーアが授賞式イベントで着用したドレス&クロップ丈のバイカー・ジャケット(写真下中央)等も
含まれており、同じジャケットはエミリー・ラタコウスキー(写真下右から2番目)が日常着で愛用する様子がスナップされているのだった。


デミー・ムーアとエミリー・ラタコウスキーが着用していたジャケットは、昨年末に試験的に発売されたギャップ・ストゥディオのホリデイ・リミテッド・エディション(写真上左)のもので、
この段階で「大人世代がドレスアップ・オケージョンでも着られるギャップ」として話題を集めていたのが同コレクション。
デザイナー物の価格が上がり過ぎてしまい、この先経済がどうなるか分からない時代では、
1シーズン限り、しかもそのシーズン中に何度着られるか分からない服に大金を支払うのは
富裕層さえ難色を示している状況。
そんなご時世を受けて、大金持ちの女性達さえ好んで着用しているのがストゥディオ・ライン。
でもファッションの上級者は、シャツドレスの友布ベルトをデザイナー物に替えたり、
バッグやシューズ、ジュエリーには手を抜かないことで、ストゥディオ・ラインにデザイナー・アパレルのオーラをもたらすことに成功しているのだった。

ZARA、H&Mとギャップのストゥディオ・ラインが異なる点は、前者がインハウスのデザイン・チームによってクリエイトされ、後者にザック・ポーゼンというデザイナーのビジョンが入っていること。
なのでデザイナーとして彼を好んでいた客層が取り込めることが見込まれるけれど、アン・ハサウェイやティモシー・シャラメのために彼がカスタム・メイドした前述のアウトフィットを、
そのまま商品化できるのも強み。写真上左は、アン・ハサウェイのドレスの色違いで、もちろんホワイトも発売されるけれど、コレクション1の目玉商品。
安価なアパレルは、生産コストを落とす目的も兼ねて、身体を扁平に見せる稚拙なカットがが多いものの、ギャップのストゥディオ・ラインは構築的なシルエットを得意とするデザイナー、
ザック・ポーゼンの持ち味が生かされているとあって、スタイルが良く見えると言われるのも強み。
そのストゥディオ・ラインの価格帯は70~300ドル。ギャップとしては高額だけれど、デザイナー・アパレルとしては破格の御値段なのだった。


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