During Coronavirus Crisis
コロナウィルスのシャットダウン中のアメリカで
最もグーグル検索されたレシピ Top 10をご紹介!
Published on 5/8/2020
コロナウィルスのシャットダウンの影響で、レストランがテイクアウトとデリバリーのみの営業となり、
売り上げが大きく落ち込んだ一方で 業績の大幅アップが伝えられたのがスーパーマーケットに代表される食材ストア。
これまでレストランに食材を卸していた 野菜、食肉の業者も、ロックダウン中もオープンしているファーマーズ・マーケットに出店したり、
オンライン・ショップをオープンして一般消費者に直接食材を提供することによって生き残りを図っていますが、
その結果全米で増えたのがホーム・クッキング&ホーム・ベーキング。
特にベーキングについては一時は小麦粉が全米のスーパーでもオンラインでも完売してしまったほどで、
多めに焼いたケーキやクッキーを寄付したり、販売する人も出てきたことが報じられています。
外食が多く、日頃は料理をしないニューヨーカー もこの時期は週の半分はデリバリーに頼らず、ホーム・クッキングをしていることが伝えられますが
そんな時に頼りにするのがオンライン上のレシピ。
今やレシピもレビューされる時代ですが、やはり評価が高いレシピは手間や時間が掛からないだけでなく、
味も美味しく、失敗が少ない優秀なもの。なので作り方を知っている料理でも
あえてグーグル検索をする人々が多いのが過去数年の傾向。
以下では、コロナウィルスのシャットダウン中に最もグーグル検索されたレシピのトップ10をご紹介していますが、
やはりこんなご時世なので、シンプルなコンフォート・フード系に人気が集まっている様子を窺わせています。
No.1 Banana Bread / バナナ・ブレッド
コロナウィルスのシャットダウンが始まった直後に、一時パン不足になったこともあり、
No.1となったのがバナナ・ブレッド。とは言ってもパンよりもパウンド・ケーキに近いのがバナナ・ブレッドで、
失敗の確立が極めて低く、誰にでもシットリ焼けて、材料も作り方もシンプルなのが魅力。
No.2 Pizza Dough / ピザ・ドウ
シャットダウン中にスーパーの冷凍食品のピザが売り切れて買えなかった人、
冷凍ピザでは満足できない人々がチャレンジしていたのが ピザ・ドウ。
ドウは 一度多めに作ると冷凍しておける上に、オーブンを使わなくてもフライパンでもピザが焼くことが可能です。
No.3 Hand Sanitiser / ハンドサニタイザー
シャットダウン直後にマスクと共に全く手に入らなくなったのがハンド・サニタイザー。
そのためインターネット上で紹介されていたのが 自家製ハンドサニタイザーのレシピ。
消毒用アルコールにアロエ・ベラジェル、エッセンシャルオイル等を加えるのがそのレシピで、
アルコールが混合物の60%以上であることを確認するのが大切なポイントになっています。
No.4 French Toast / フレンチ・トースト
誰にでも作れるフレンチ・トーストですが、もっと美味しいバージョンを求める人々がグーグル検索していたのが
簡単なアップグレード・レシピ。キャラメライズド・バナナや をトッピングしたバージョンや、
スタッフィング・フレンチトーストなど、甘さとカロリーがアップするものに人気が集まっていたようですが、
レシピより美味しいメイプル・シロップを手に入れるのが決め手との指摘も聞かれています。
No.5 Chocolate Cake / チョコレート・ケーキ
シャットダウン中の時間に余裕がある時期だからこそ、人々が取り組んでいたのがベーキング。
チョコレート・ケーキはアメリカで最も人気の高いケーキですが、チョコレートのスポンジをシットリ焼き上げるのが
大切なポイント。
ヴァニラ・アイスクリームをトッピングして味わえば、殆どの失敗をカバーすることが出来るのがチョコレート・ケーキ。
アーモンド・フラワーを使ったパレオ・バージョンのレシピも人気になっていました。
No.6 Dalgona Coffee / ダルゴナ・コーヒー
日本でも人気を博した韓国発のレシピは、アメリカでもソーシャル・メディア上で人気が拡大。
インスタントコーヒーと砂糖を泡立つまでミックスしてミルクにトッピングするのがダルゴナ・コーヒーですが、
エレクトリックの泡立て器を使わなかった人は「腕が疲れた」というのがもっぱらのレシピを実践したリアクション。
No.7 Fried Chicken / フライド・チキン
アメリカで最も売り上げが高い肉はビーフかと思いきや、チキン。中でもフライドチキンや
フライドチキンをソースでからめたバッファロー・ウィングは大人気のメニュー。
シャットダウン直前までのアメリカでは フライドチキン・サンドウィッチが空前のブームになっていたこともあって、
人々が自家製フライドチキンで、チキンサンドやバッファロー・ウィングを作るのがトレンディングになっていました。
No.8 Carrot Cake / キャロット・ケーキ
キャロット・ケーキはバナナ・ブレッド同様、失敗が少ないケーキの代表的存在。
しかもクリームチーズのアイシングやスポンジは極めれば極めるほどオリジナリティが高まるのがこのレシピ。
キャロット・ケーキを暫し味わっていなかった人が、自分で作れるケーキということで 思い出したように
グーグル検索してベーキングするケースも多かったようです。
No.9 Minced Beef / 牛挽肉料理
前述の通り アメリカで一番人気がある肉はチキンですが、逆にスーパーの肉のセクションで
比較的最後まで棚に残っていたのが牛のひき肉。それでアメリカ人がハンバーガーを作るかと言えばそうでもなくて、
ハンバーガーはシャットダウン中もオープンしているファストフード店のテイクアウトやデリバリーで味わっていた状況。
ホームクッキングの挽肉料理としてはミートボール、ボロネーズ・ソース、タコスなど、
幅広いジャンルのレシピがトライされていました。
No.10 Fried Rice / フライド・ライス
フライドライスもフレンチ・トースト同様、誰にでもレシピ無しに作れる料理と思われがちですが、
何をライスと一緒に炒めたら良いのかが分からない人、炒める順番が分からない、
ライスがべた付かない方法を知りたいといった理由でグーグル検索をする人が多かったようです。
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