全米でセンセーションを巻き起こす、大人気の ”ゴート・ヨガ・クラス ” が、
遂にNYCでも期間限定でスタート!
Published on 4/10/2018 / Up dated on 4/21/2018
ゴート・ヨガはニューヨーク市の衛生問題を管理するヘルス・デパートメントが、ヨガ・クラスの最中に 人間と動物が接触することを
認めなかったことから、開催がキャンセルとなりました。
ゴート・ヨガは アップステートのゴートファームでは引き続き開催されています。
過去2年ほど、全米で大センセーションを巻き起こしてきたのがゴート(山羊)・ヨガ。
これは、単にヨガ・ヨガクラスをベイビー・ゴートと一緒に行うというもので、
オレゴン州のゴート・ファームがスタートしたのがオリジナルと言われるもの。
山羊は、登れるものがあると、そこに登る習性があることから、
ヨガのポーズをしている人の背中に のこのこ登ってくるものの、
犬のように早く動き回ることが無く、吠えることも無く、
ヨガ・クラスのペースを乱すことが無いことから、
放し飼いしたベイビー・ゴート と 一緒のヨガ・クラスが誕生。
その様子がソーシャル・メディアでもてはやされたこともあり、
同様のクラスが、2017年には全米のゴート・ファームで ゴート・ヨガ・クラスが行われるようになっているのだった。
ゴート・ヨガの人気の要因は、もちろんベイビー・ゴートたちで、
自分のペットが居て、動物とのインターアクションに飢えている人でなくても、
夢中になってしまうのが、ベイビー・ゴートの仕草や表情。
ベイビー・ゴートは、角が伸びる前の部分が 眉毛のように見えるので、
その不思議そうで、 キョトンとしたような表情はとにかくキュート。
そんな表情の仔犬のようなゴート達が、歩き回ってはなついて来て、
ポーズをすると、そこに無邪気に登ってくる様子は、
誰の心でも捉えてしまうような愛らしい姿。
また そんなゴートたちのお陰で、クラスの雰囲気が和やかになるだけでなく、
参加者がベイビー・ゴートの表情に微笑んだり、ゴートに上られた参加者のリアクションに
笑ってしまうなど、通常のヨガクラスには無いフレンドリーさや楽しさ、エンターテイメント性が楽しめるのも
ゴート・ヨガ・クラスで、全米で人気を博す理由は誰もが納得なのだった。
通常のゴート・ヨガのクラスで、歩き回るベイビー・ゴートは、重さにして2.5キロ前後。
でも中には それよりも大きな山羊が登場するクラスもあるようで、
そんなクラスでは、ホイール(車輪)のポーズや、キャメル、クロウといったバランス・ポーズの際にも
ゴート達を背中に乗せて行うので、通常のヨガよりも難度がアップするのが実情。
でも殆どのゴート・ヨガ・クラスは、ビギナー、もしくはオール・レベルで、誰もが
ベイビー・ゴート達と 戯れながらヨガをすることによって、精神的な癒しや、のどかさを味わえるようにクラスがデザインされているのだった。
一見シリアスなヨギ(ヨガ愛好家)には無縁に思えるゴート・ヨガであるけれど、
確かに ヨガをしている最中にノイズや、他の参加者の動き等で 気を散らされるのを嫌うヨギは非常に多いもの。
ところが、ベイビー・ゴートのようなキュートな存在によって、楽しく気を散らされるのは、
意外にも精神的な解放感に繋がるのだそうで、ゴート・ヨガによって
ヨガへの取り組み姿勢の幅が広がったと語るシリアスなヨギが決して少なくないことが伝えられているのだった。
そのゴート・ヨガ・クラスがニューヨーク・シティで初めて開催するのが、
既にニューヨーク郊外のギルバーツヴィルでクラスを運営してきた”NY ゴート・ヨガ”。
とは言ってもニューヨーク市のヘルス・デパートメントの規制が厳しいため、
開催は4月17日〜6月12日までの期間限定。
手続き上では クラスではなく、エキジビジョンとして行わなければならないとのこと。
開催されるのはブルックリンのブッシュウィック。45分のクラスの料金は40ドル。
”NY ゴート・ヨガ”では、これを機会にニューヨーカー にゴート・ヨガの存在を知ってもらって、
やがては週末の1デイ・トリップでギルバーツヴィルまでクラスを受けに来て欲しいと思っているとのこと。
ちなみにベイビー・ゴート達の名前は、リゾ、フレンチ―、マーティー、サンディで、
映画「グリース」に登場する ”ピンク・レディース” のメンバーの名前を付けたとのことです。