TikTokでトレンディング! セレブから一般人までが
こぞってトライする、バッカル・ファット・リムーバル
Published on 2/23/2023
今年のグラミー賞授賞式に マドンナがフィラーを注入し過ぎた顔 で登場し、
授賞式が放映されている最中からソーシャル・メディアで物議を醸していましたが、
今や世の中のトレンドは 世代を問わず フィラーでパンパンに張った顔よりも、
頬の肉をそぎ落として顎のラインを強調したシャープな顔のフォルム。
それを実現する美容施術がバッカル・ファット・リムーバル。
写真上のようにゾーイ・クラヴィッツ、リア・ミシェル、クリシー・ティーガンらがこぞって行ったのが
この美容施術ですが、TikTokerの間でも 手術前からドキュメントし、ビフォア&アフターを公開するのがトレンディング。
しかし専門医によれば、バッカル・ファット・リムーバルは顔立ちによって向き不向きの度合いが極めて激しい施術で、
セレブリティの間でも、写真上左のゾーイ・クラヴィッツは成功例と言われますが、
失敗と判断されるケースがあるのも事実。
セレブであれば、そぎ落とし過ぎた顔の輪郭をフィラーで補うことも可能ですが、
一般人となると よほどの大金持ちでない限りは そうはいかないのが実情です。
バッカル・ファット・リムーバルの失敗例として昨年秋に話題になったのが、フェンディのランウェイ・ショーに登場したデミー・ムーア(写真上)。
正面から見ると、不自然なシャドウが頬に見られるために、まるで頬っぺたの肉を口の中で噛んでいるような表情になっていて、
その不自然さがあっという間にソーシャル・メディアでヴァイラルになったのは記憶に新しいところ。
サイドから見ても エイジングで頬がこけてしまったような印象を与えていましたが、
バッカル・ファット・リムーバルで 最も医師が警告するのは、顔立ちによっては逆にエイジングが進んだように見えることで、
その老化の進み方が年齢を重ねたというよりも、病気や経済状況の悪化によって突如老けたような印象を与えてしまうこと。
たとえ年齢が若く、肌がきれいでも、ギスギスと痩せた印象になったり、幸せそうな顔に見えないというのも この施術に適さない人が行った場合のリスク。
写真下は左がリア・ミシェル、右がクリシー・ティーガンのビフォア&アフターですが、
これらを成功例と見なすか否かは別として、顎のラインがシャープになっているのは紛れもない事実。
バッカル・ファット・リムーバルは 老化が進む前に行うと、
頬が下がることによる深いほうれい線や 唇の両側のシワ、エイジングによる皮膚の歪みやたるみが予防できると言われ、
比較的若いセレブリティは そのためにバッカル・ファット・リムーバルを行っているとも言われます。
バッカル・ファットは頬骨の下部分のフェイシャル・ファットのことで、
これを取り除くメリットは 顔の輪郭、特に顎の輪郭がシャープになること、
そして前述のように老化による皮膚のたるみから出来るシワ、俗に言うブル”ドック・ライン”を防ぐことができること。
年齢に関わらずにバッカル・ファット・リムーバルに向いているのは、顔が大きいと悩む人や、肉厚の頬のせいで顔が丸く見える人、
頬から首に掛けての皮膚が下がっている人。
すなわち 既に小顔で丹精な顔立ちをしているセレブリティよりも、
一般人の方が 遥かに恩恵を受けると思われるのがこの施術。
そのため セレブリティよりも、TikTokerのような一般人のビフォア&アフターの方が
遥かに「自分もやってみようか」と思わせる説得力があるものになっています。
一般人男性の間でも 若い世代を中心にバッカル・ファット・リムーバルの人気は急上昇中で、
頬の脂肪を取り除いて、顔のラインがシャープになっただけで 目鼻立ち、特に目のインパクトが強調されるので、
他の施術も一緒に行ったようなルックス向上が見られると評判。
バッカル・ファット・リムーバルのお値段は、個人差はあるものの5000〜2万ドルと決して安くないものの、
所要時間は約1時間。痛みは殆ど無いと言われますが、腫れが引くまで時間が掛かるケースもあるとのこと。
中には完全に腫れが引くまで1ヵ月以上が掛かり、それまでフィラーを注入したかのような顔になってしまったというケースもあるほど。
成果については、鏡に映る顔の印象と 写真写りの印象が異なるケースが少なくないようで、
ドラスティックに脂肪を除去してしまうと フェンディのランウェイ・ショーのデミー・ムーアのように、
光のコンディションによって不自然な 陰が出てしまうケースがあるとのこと。
しかし控えめにしすぎると、高額を払っただけの効果が得られないとあって、バッカル・ファット・リムーバルを行う場合は、
しっかりとコンサルテーションをしてから臨むことが奨励されています。
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