2ベッドルームで5億円!ペントハウスで35億円!
話題のハドソン・ヤーズのコンドミニアムはその超高額に値するか?
Published on 4/12/2019
3月15日にオープンしたハドソン・ヤーズのファースト・フェイズの中の2つのコンドミニアムのうち、
既に2年前から売りに出されていたのが15ハドソン・ヤーズ。
88階建て、全300ユニットの15ハドソン・ヤーズは、
ラグジュアリー・ビルディングであるものの税制の優遇措置を受けるために、そのうちの107ユニットを
低所得者住宅に提供しており、地元の平均収入の50〜60%の年収の人々にストゥディオで1ヵ月858ドル、2ベッドルームで1ヵ月1350ドルという
バーゲン・レントで貸し出されるのがこれらのユニット。入居者は対象となる年収の人々の申し込みによる抽選となっています。
でもそれ以外の人々はタイトルにもあるように2ベッドルームで5億円、ペントハウスで35億円を支払って購入する必要があり、
ファースト・フェイズのオープン時で60%の買い手がついていることが伝えられます。
しかしながらNYの不動産は過去2年以上に渡って高額な物件ほどスランプ気味。
ピーク時なら コンドミニアムの完成を待たずして100%が完売し、
完成と同時に利益を乗せて売りに出されていたことを思うと、15ハドソン・ヤーズのセールスは
獲得していたパブリシティを考慮するとやや期待外れというのが正直なところ。
その理由の1つは、ハドソン・ヤーズがマンハッタンの中の隔離されたエリアにあり、
周囲は開発の真っ最中。なのでアップタウン側を眺めると写真下のようなラグジュアリーとは程遠いビュー。
交通の便の悪さもマイナス要因。
同等の金額でミッドタウンの一等地にも新たなタワー・ビルディングがどんどん建設されている現在のニューヨークで、
果たしてハドソン・ヤーズの物件にお値段に見合う価値があるか、バイヤーがそれをどう判断するかが見守られるところです。
ここではそんな15ハドソン・ヤーズ内のコンドミニアム&アメニティをご紹介します。
写真上はビルのエントランスと1階のロビー。入り口はハドソン・ヤーズのパブリック・スクエアの階段を下りて 道を隔てたところにあり、
ショップス・アット・ハドソン・ヤーズに近い一方で、旅行者やオフィスワーカーが行き交うエリアに近すぎる印象があります。
写真上はデュプレックスのペントハウスで、パノラマティックなビューが楽しめるレイアウト。
写真上はいずれも広々したグランド・リヴィングと呼ばれるエリア。
生活の中心になるスペースだけあって、2面のウィンドウ・ウォールから自然光が降り注ぐと共に、抜群のビューが楽しめるようになっています。
写真上はやや天井が低いユニットのリヴィング・エリア。いずれのユニットもモダンでなフォルムのファニチャーがフィットする
印象に仕上がっています。
写真上は天井の高さを生かした照明器具がそれぞれのインテリアとマッチしたステージング。
ライフスタイルのインスピレーションが得られる演出になっています。
写真下はマスター・ベッドルーム。窓の外の高層ビルはハドソン・ヤーズ内のオフィス・ビルディングなので、
プライバシーを守るためのウィンドウ・パネルはマストです。
写真上はコンドミニアムのステージンの例。ピンクを基調のデコレートはここ近年のアメリカのインテリア・トレンド。
写真上もステージングの例で、書斎と子供部屋。リヴィング以外の部屋はのサイズは、平均的なニューヨークのコンドミニアムと同等になっています。
15ハドソン・ヤーズは、バスルームとキッチンに2トーンのカラー・バリエーションがあって、好みのタイプを指定できるようになっています。
写真上はモノトーンを基調にしたタイプ。他にホワイト+ベージュの若干明るめのバージョンがあります。
アメニティ
15 ハドソン・ヤーズのウリと言えば その充実したアメニティ。
写真は上からミートパッキングがら ハドソン・ヤードを繋ぐ遊歩道、ハイラインに面した、その名もハイライン・ラウンジ。
2番目はビリヤード・テーブルが設置されたプレイ・ラウンジ。その下はプレイラウンジの隣に位置するもっと落ち着いた雰囲気のラウンジ。
窓からの圧巻のビューを眺めながら、ゆったりと くつろげる空間になっています。
自然光がふんだんにウィンドウ・ウォールから降り注ぐジムとプールは、屋内の施設であることを
忘れさせてくれる解放感を演出しています。
写真上はワイン・テイスティング・ルームとプライベート・ダイニング・ルーム。
共に立食、着席のプライベート・パーティーに適した空間で、
もちろんありとあらゆる料理のケータリング・サーヴィスを手配してもらうこと出来ます。
徒歩で直ぐ傍にある ショップス・アット・ハドソン・ヤード内にも
ビューティー・サロンがありますが、ここはビルから出ること無しに
ブローアウトや、マッサージ、ネール・サーヴィスを受けられる空間。
お気に入りのヘアスタイリストの出張サービスもここで受けられるのはもちろんのこと、
ここでドールアップしている最中にコンシアージュに車の手配から、
ドライクリーニングのピックアップ等、全てをアレンジすることが可能です。
写真は上から コンサートが出来るほどの音響効果のプライベート・シアター、2番目はビルの外のハドソンヤード内の遊歩道、
そして一番下は最上階のスカイトップ・ラウンジ、圧巻のビューが眺められる空間です。
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