Mast Go ”Ita-Meshi” Restaurant, Kimika

パンデミックでもニューヨーカーが行きたがるレストランNo.1、
”イタ飯” がコンセプトのキミカ

Published on 11/6/2020


キミカは2020年8月にマンハッタンのノリ―タ地区にオープンしたレストランで、 フード・クリティックが2020年にオープンしたNYのベスト・レストランに挙げているだけでなく、パンデミックの影響で多くの店がクローズした レストラン業界において「最も明るいニュース」とまで言われる存在。
キミカのオーナーは、リバース・アンド・ヒルズ・ホスピタリティ・グループのエリカ・チヨウとドロン・ワンで、 このチームは2019年にNYにオープンしたベスト・ニュー・レストラン、Wayla / ウェイラ をクリエイトしたチーム。 ウェイラがモダンでイノベイティブなタイ料理のレストランであったのに対して、 キミカのコンセプトは”イタ飯”。 この言葉に馴染みが無いニューヨーカーには Japanese Italian と説明されているけれど、 日本と香港で修業をしたエリカ・チヨウにとっては、このコンセプトがニューヨーカーにアピールする新しいカテゴリーになるという確信があったとのこと。
その”イタ飯” コンセプトを見事に具現化しているのがシェフのクリスティン・ラウ、ペストリー・シェフのクラリス・ラム、そしてカクテルとドリンクを担当するグレッグ・コンという オール・アジアン・キャスト。
そのコンセプト通りイタリアンでありながら、日本の影響を強く打ち出す料理の数々は 既にニューヨーカーのハートを捉えて久しく、デリバリーやピックアップのオーダーが人気を博したのはもちろんのこと、 予約が最も難しいレストランの1つになっています。(現時点でNYはアウトドア・ダイニングのみです。)






キミカには、「同店で必ず食べなくては」というシグニチャー・ディッシュが多過ぎることから、誰もが1回の来店では足りないとリピートしてしまうのが人気の秘訣。
そんなシグニチャー・ディッシュの一部をご紹介すると、写真上左は クリスピー・ライスケーキ・ラザニア、その名の通りラザニア・パスタの代わりに御焼きが使われたリッチなラザニア。 写真上中央は、ツナのタルタル。ネギやいくら、とび子等とミックスして、サイドについてくる海苔で巻いて味わう大人気メニュー。 写真上右は生ウニ、イクラ、とび子、シーウィードを使ったロウ・ロウ・ロウ・スパゲッティで、その名の通り 具とトッピングは全て生。
写真下左はクリーミーな独特のディッピング・ソースで味わう野菜とシーフードのかき揚げ、中央は生ウニをトッピングしたフライド・ピザ。ピザを焼かずにクリスピーに揚げたヤミツキの食感。 左はつけ麺カルボナーラで、うどんのように太い麺を奥に見えるカルボナーラ・ソースにディップして味わうもの。






キミカはオープン直後から暫くはディナーのみの営業であったものの、今はブランチも行っていて、写真上左はそのブランチの人気No.1 メニューである、 抹茶モチ・フレンチ・トースト・ウィズ・ヴァニラ・カスタード&コンデンス・ミルク。これにシトロン(レモン)シロップを掛けて味わうので、 さまざまな風味が楽しめて、あっという間に食べ終わってしまう美味しさ。
写真上中央は卵焼きフリタータ・サンドウィッチで、フリタータ(具が入ったオープン・オムレツ)が厚焼き玉子感覚になっているところがポイント。 そして右は超フレッシュなブーラッタ・チーズを添えたピッツェッテで、ヤミツキになるシンプルなコンビネーション。

もちろんヴィーガンのためのメニューもあって、写真下左は ビーガン・カシオ・ペペ。 言われなければヴィーガンとは気付かない味わいと評判。 写真下中央は、一見とんかつのように見えるものの、米ナスのスライスをとんかつのように揚げたもの。クリスピーな衣と ナスの独特の食感のコントラストが心地好いディッシュ。 写真下右は、ビーガンである無しに関わらず人気のサマー・スクワッシュのフライド・ピザ。
その他にも日本の漬物をアレンジした”漬物ピクルス”、イタリアン・アペタイザーの定番、モッツァレラ&トマトのモッツァレラ・チーズの代わりに 豆腐を用いた ”エアルーム・トマト&シルケン(絹ごし)豆腐”等、 完璧にジャパニーズ・イタリアンのコンセプトを反映したメニューを展開。
いずれもインスタグラマブルな上に美味とあって、同店の人気の理由が理解できるラインナップになっています。






デザートも御多分に漏れずで、写真上左はニューヨークではまださほど馴染みが無い日本のスフレ・チーズケーキ。
写真上中央は、手前がヤクルトを使ったソフトクリームのパフェ、その奥がウォーターメロンかき氷、そしてその右は イタリアン・ドーナツをお餅のドウとヌテラでクリエイトした人気メニュー、”モチ・ボンボロー二”。 右は4種類のペストリーを懐石弁当箱に収めた”ペストリー弁当”で、 ペストリー・シェフのクラリス・ラム手腕がデザートとベイクド・グッズに十分に反映されています。
人気メニューは定番であるものの、新しいメニューもどんどん加わっているので、 前述のように「1回のダイニングではメニューが制覇出来ない」とリピートするニューヨーカーがとても多いのが同店。 ここではご紹介出来なかったものの、キミカはカクテルも極めて優秀。 料理同様、シソや桜をガーニッシュして日本的なエッセンスをモダンに利かせたユニークなラインナップになっています。

Kimika
40 Kenmare St New York, NY
ウェブサイト:https://www.kimikanyc.com/




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