Taylor's $1 Victory at Court
テイラー・スウィフト、コンサート後の痴漢裁判、
1ドルの勝利までのプロセスと、判決後のリアクション

Published on 8/15/2017 


8月7日からコロラド州デンバーの裁判所で行われていたのが、デヴィッド・ミューラーVS.テイラー・スウィフトの裁判。
アメリカのメディアを大きく騒がせていたこの裁判は、2013年にテイラーがアルバム「レッド」のツアーを行っていた際、 デンバーでのコンサート後のミート&グリート(ファンがバックステージでミュージシャンに会い、サインを貰ったり写真撮影をする行事)にやって来た 地元ラジオ局のDJ、デヴィッド・ミューラーが写真撮影の際(写真下左)にテイラーのスカートの中に手を入れて、 ヒップを触ったというのがテイラー側の言い分。 彼女がその被害について周囲に語ったのはミート&グリートが終了してファンが去った直後で、 テイラー側がラジオ局に同件について抗議したことから、その2日後にミューラーはラジオ局に解雇されているのだった。






デヴィッド・ミューラー側は無実を主張し、テイラーにあらぬ疑いを掛けられたせいで 年収15万ドル(約1650万円)の仕事を失ったとして、彼女を相手取って300万ドル(約3億3000万円)の損害賠償訴訟を申請したのは 事件から2年後の2015年のこと。 これに対してテイラー側もデヴィッド・ミューラーを痴漢行為で訴え返しており、その損害賠償額は 金銭目当ての訴訟ではないことをアピールする目的から1ドル(0ドルでは訴訟が成立しないことになっています)。
2つの訴訟は1つの法廷で裁かれることとなり、2017年8月7日より陪審員の選定がスタート。 全日程を12日以内に終えること、その間テイラー・スウィフト 及び デヴィッド・ミューラー本人が法廷に立ち会うことが義務付けられていたのだった。
このため、裁判所には毎日のように傍聴を希望するテイラーのファンが行列を作っており、メディアもこの裁判の行方を見守って 取材陣を送り込んでいたことから、地元デンバーではサーカスがやって来たようなアトラクションになっていたのが同裁判。 しかしながら法廷内では写真撮影が許されないのに加えて、テイラーは全日程とも裁判所の裏口に車を乗り付け、 ファンやメディアを完全にシャットアウトしながら法廷に出入りしており、メディア報道は法廷内のスケッチ・アーティストが描くテイラーの画像のみを頼ったものになっていたのだった。

法廷では、デビッド・ミューラー、テイラー・スウィフトがそれぞれに証言を行っており、「テーラーに触れたけれど、それは肋骨でスカートの中に手など入れていない」という ミューラー側に対して、テイラーはミューラーが自分のヒップに触れたことについて、「自分の人生でこれほど確証を持って言えることはない」と語り、 その手がゆっくりと彼女のヒップを掴むように触った様子を断言。 テイラーの誤解の可能性に誘導尋問しようとしたミューラー側の弁護士の質問に対して、「何百万回尋ねられようと、同じ答えしか出来ない」とやり返しており、 被害を訴える断固とした態度を決して崩さなかったとのこと。

その一方で、テイラー側はミート&グリートにやって来る前にデヴィッド・ミューラーが、一緒に写真に写っている当時のガールフレンドとバーで アルコール入りのドリンクを2杯飲んで、酔っ払い気味であったこと、テイラーのボディガードが、ミューラーが彼女に触れた様子を目撃して、 その直後にミューラーに対して「テイラーに触れたか?」と尋ねたことなどを審議のプロセスで指摘。
これに対して ミューラー側はテイラーを訴えた直後に証拠として提出の予定があると宣言したミューラーとラジオ局のボスの会話の録音が、 裁判に至るまでの間に、コンピューターにコーヒーをこぼした、スマートフォンを取り換えた、アイパッドを紛失した等の理由で 4つのディバイスから消えたとしており、その言い分に信ぴょう性を欠いていたのは紛れもない事実なのだった。



裁判は月曜に結審したけれど、デヴィッド・ミューラーの弁護士の最終弁論の最中、 フラストレーションのためか、涙を流したことが伝えられたのがテイラー・スウィフト。 結局、陪審員は4時間後にテイラー側の勝利判決を言い渡し、デヴィッド・ミューラーは賠償金1ドルの支払いを命じられるに至ったのだった。

勝訴はしても、テイラーは引き続きメディアとファンを避けて、プライベート・ジェットでデンバーを去っており、 昨今彼女がメディアとファンを避ける様子はニューヨークのトライベッカのアパートからの出入りの際も同様。 かつてはファンとパパラッツィのために、アパートから出てくる際にファッション・ショーを披露していたテイラーであるものの、 今ではフードとサングラスで顔を覆って、慌てて車に乗り込むのが常。 これは、彼女がニューアルバムの発売&そのプロモーションのためのワールド・ツアーまで メディアへの登場をあえて避けているためと説明されていたけれど、 今回の訴訟についても テイラーはメディアでジョークのネタになることを毛嫌いしたようで、夜のトークショーのホスト達に対して 「もしテイラーの裁判についてのジョークを言った場合は、今後テイラーは番組へのゲスト出演をしない」というお達しが出ていたとのこと。 そのためメディアが毎日伝えたニュースでありながら、トークショーでは一度も話題に上らなかったのだった。

テイラーは勝訴を受けてステートメントを発表し、その中で陪審員や判事に感謝すると共に、 2年間の長い裁判で苦しい思いをした経験を生かして、自分のように性的不適切行為を受けて それと戦う女性達のために寄付をすると発表。
一方のデヴィッド・ミューラーは判決を不服として、「自分が痴漢行為をしていないことは、ウソ発見器で立証できる」とメディアのインタビューで語り、 敗訴はしても罪を認めない姿勢を貫いているのが現状。 加えてテイラーが法廷で事実と異なる証言をしたとして、控訴する用意があることも示唆しているのだった。



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