"A Life Melania Never Wanted?"
メディアが指摘するメラニア・トランプの葛藤、
望まずしてファースト・レディになった悪夢!?

Published on 2/22/2017 


トランプ新政権が誕生して1カ月以上が経過したアメリカでのメディア、及びソーシャル・メディアで、 指摘されて来ているのが、いかにメラニア・トランプが望まずしてファースト・レディになったかということ。
無名モデルからドナルド・トランプ夫人となったメラニアのこれまでの人生は、 大学を1年で中退してスロヴァニアからアメリカにやってきた移民としてはシンデレラと言えるようなもの。 約100億円と言われるマンハッタンのど真ん中のトランプ・タワーのトリプレックスに暮らし、 息子の送り迎えを運転手付きの車で自ら行い、時にTVショッピングのビジネスをしながら、 ドナルド・トランプ夫人としてセレブリティが出席する華やかなパーティーに一流ブランドのドレスで出席。 そのナイトアウトについてインスタグラムにアップする生活は、 歴代のファーストレディのライフスタイルやスケジュールとは雲泥の差と言えるものなのだった。

ファースト・レディが2人目の副大統領の役割を果たすアメリカでは、大統領夫人は 自ら取り組むプロジェクトを打ち出し、ホワイト・ハウス内のデコレーションから 晩餐会、映画試写会、春にはイースター、秋にはサンクスギヴィングといったイベントを取り仕切る一方で、 チャリティへの協力、メディアとのやり取りなど、多岐に渡る仕事を30人前後のスタッフを率いて行うリーダー的存在。 また選挙戦の最中から夫とは別に1人でも遊説をするなど、自らが選挙活動の要になるのが常。

しかしながらメラニア夫人の場合、選挙戦中から非常に影が薄く、共和党大会でスピーチをすれば、 それがミシェル・オバマ夫人のコピーだと叩かれたり、その訛りの強い英語をからかわれる有様。 加えて「スロヴェニアの大学卒業」と謳っていた学歴詐称が暴かれたり、無名モデル時代に撮影した全裸ヌードが メディアに掲載されてしまうなど、公の場に出る度に批判の対象になってきた存在。
しかも夫人の全裸ヌードの公開は、夫の選挙戦にダメージを与えないように あえて夫とその選挙参謀の指示で 行われており、ドナルド・トランプが大統領選挙に立候補して以来、プライバシーが侵害され、 人々から批判され、これまでとは全く異なる状況に置かれていたのがメラニア夫人。

その一方で夫のトランプは、選挙戦の最中からメラニアよりも娘のイヴァンカを頼りにして、彼女を前面に出した キャンペーンを行っており、そんな夫の気遣いの無さが大統領就任式直前の写真下左のスナップに 表れていた様子は 世界のメディアが注目したもの。
通常歴代の大統領は 夫人が車から降りるのを手を取って助けて、二人で腕を組んで前任の大統領夫妻に 挨拶をするのが習わしであり、マナー。ところがトランプ氏はさっさと車を降りて、1人でオバマ夫妻と握手を交わし、 メラニア夫人は車の背後に取り残されたままという異例の状況。 そんなメラニア夫人に同情と優しさを見せたのはオバマ夫妻で、事実オバマ夫妻は大統領選直後に トランプ夫妻がホワイトハウスを訪れた際に、メラニア夫人が夫の大統領当選に困惑する様子を察知していたとのこと。
この就任式の様子を見てボディ・ランゲージのエキスパートはオバマ夫妻については 「絆の深いパートナーシップで結ばれてた夫婦」と評価した一方で、トランプ夫妻については 「トランプ氏が身勝手で、メラニア夫人とはオバマ夫妻のような同等の夫婦関係ではない」と指摘していたのだった。




各方面からのメラニア・バッシング



トランプ新大統領就任以前にメディアで報じられたのが、メラニア夫人が息子バロンの 学校が年度末を迎えるまで、ホワイトハウス入りせずに、息子と共にニューヨークに居座るという異例の発表。 大統領夫妻が別居するというのは極めて異例であると同時に、大統領の子供が卒業年度でもないのに 学年末までワシントンの学校に転校しないというのも極めて異例なケース。
メラニア夫人は、2月半ばにイスラエルのネタニエフ夫妻がワシントン入りするまで、 ホワイトハウスのイベントは全くこなしておらず、日本の安倍総理夫妻を迎えたのもフロリダのマー・ラーゴ。 本来ファースト・レディが同行するようなオケージョンも、娘イヴァンカが新大統領と共に 出掛ける様子には、ホワイトハウス内でも困惑が広がっているとのこと。
というのも通常、ファースト・レディは夫の就任から間もなく、自らが取り組むプロジェクトを明らかにして、 そのスタッフを任命してチームを結成するもの。 夫が職務をこなすホワイトハウスのウエスト・ウィングの反対側、イースト・ウィングを仕切るのが ファーストレディの役割。
ところがメラニア夫人の場合、任命したのはチーフオブスタッフと、ソーシャル・セクレタリーのみで、 まるでファーストレディ不在状態。

その一方で、メディアやソーシャル・メディアではトランプ氏の大統領選挙勝利以来、 トム・フォード、マーク・ジェイコブス、フィリップ・リムなど多くのデザイナーが 彼女のドレスの担当をボイコットし、それまでメラニアが出席していたパーティーで フレンドリーであったセレブリティたちが、こぞってトランプ批難を打ち出す様子にかなりのストレスや失望を感じているとのことで、 特に彼女の訛りの強いアクセントを人々が真似をしたり、からかう様子には非常にウンザリしていることは 夫人の周囲が認めていること。
加えて、一部のメディアが90年代半ばに彼女がアメリカにやってきた直後、モデル兼娼婦であったという説を報じており、 2月3週目にはニューヨーク・タイムズ紙の記者がパーティーでのオフレコの会話として 「メラニアが娼婦だった」とセレブリティに語ったことが明らかになったばかり。 夫人の娼婦説が流れてしまう背景には、90年代に夫人が所属していたモデル・エージェンシー、 ウェルミーナが実際に無名のロシア人モデル、東欧、北欧のモデルを エスコートとして派遣していたことで知られる存在であるためなのだった。

これを受けて、メラニア夫人はホワイトハウス・スタッフよりも自分を侮辱するメディアを訴えるための 弁護チームを先に発足させており、これについては本来メラニアをサポートするはずの右寄りのメディアも 「好ましいとは言えない」という見解を明らかにしていたのだった。
その一方で2月3週目に公務をこなしたメラニアのスナップから、メラニアの腹部に脂肪が付いてきたという指摘が聞かれ、 46歳にしてモデルボディを誇ってきた彼女が ストレスで過食気味なのでは? と察する人々は少なくないのだった。


バロンの問題…



1月に「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本スタッフが、バロン・トランプについてのツイートが原因で 停職処分になる事態が起こっているけれど、そのスタッフのツイートというのが、 「バロン・トランプは全米初のホームスクール銃乱射事件を起こすだろう」というもの。
バロン・トランプは現在マンハッタンのプライベート・スクールに通っているけれど、 ワシントンに移った場合、新しい環境を好まないデリケートな彼のために、 学校には通わさせずホーム・スクール、すなわち自宅学習にすることが検討されていたようで、 それがホワイトハウス関係者やトランプ陣営のインサイダーではなく、 ドナルド・トランプを選挙戦の最中からコメディにしてきた「サタデー・ナイト・ライブ」の スタッフの耳にまで入っていたことは、メラニアにはかなりのショックであったという。
メラニアが益々 バロンのスクール・イヤーが終わってもワシントン入りをしたくないと 考えるようになったのは、 このツイートがきっかけとも言われており、息子のプライバシーを新しい環境で守るのは難しいと判断したと言われるのだった。

アメリカでは大統領夫妻を嫌っても子供は批判の対象に巻き込まないというのが社会的マナーになっているものの、 ドナルド・トランプの次男のエリック・トランプ、バロン・トランプについてはその例外。 エリック・トランプは成人した大人なので からかわれても仕方ないとは言え、10歳のバロンの振る舞いに メディアや一般の人々が関心を注いで、マナーの悪さや 自閉症を指摘したり、その奇行ぶりを逐一レポートするのは かつて見られなかった傾向。
メラニアが弁護士チームを雇った理由は、自分を侮辱する人物やメディアに対抗するだけでなく、 バロン批判への対策でもあり、夫人にとってバロンを守るというのは大統領選挙中から最大の課題になってきたこと。

そのバロンはニューヨークとフロリダのマー・ラーゴで過ごすのを好み、ニューヨークでは学校から戻ると 1人で部屋にこもって遊ぶことが多いため、当然のことながら最も一緒に時間を過ごしているのは母親のメラニア。 特に親しい友達が居ないと言われるバロンであるだけに、メラニアにとって、ファーストレディの職務より 遥かに大切で、エネルギーを注ぎたいと考えているのがバロンをプロテクトすることなのだった。


イヴァンカが演じるファースト・レディ



大統領就任式前日にメジャー・ネットワークで放映されたインタビューで、 イヴァンカ・トランプが語っていたのが、「ファースト・レディはたった1人で、それはメラニア。 自分がその役割を取って変わることはない」というコメント。
でも蓋を開けて見れば、ありとあらゆる政治&プライベート・イベントに 姿を見せているのがイヴァンカ。 前述のように殆どワシントンに居ないメラニアに替わって、ファースト・レディを演じているのが彼女であるけれど、 そんな現実を如実に表していたと言われるのが、就任式の夜のパーティーでのメラニアとイヴァンカのドレス。 シンプルで地味とも言えるメラニアのドレスに対して、華やかさとシークィンの輝きで 存在感でも 体積的にも遥かに勝っていたのがイヴァンカのドレス。多くの人々が「イヴァンカのドレスは ファースト・レディが着用すべきアウトフィット」と指摘したのだった。

そんなイヴァンカがファースト・レディとして前面に出る状況は、カナダの首相、ジャスティン・トルドーが やってきた際には特に注目され、イケメンで知られる首相の隣に座って 彼を熱い視線で見つめるイヴァンカの様子はメディアがこぞって報じたもの。 ジャスティン・トルドーに会うために、イヴァンカは早朝からメークとヘアのプロを自宅に呼んでいたことも 明らかになっているけれど、そんなイヴァンカとメラニアの間に確執が生じないのは、イヴァンカはファースト・レディの ポジションやスポットライトを好む一方で、メラニアはそれを嫌っているため。
でもそんなメラニアの姿勢は、アメリカ国民、特にアンチ・トランプ派から見ると「やる気のないファースト・レディ」 と見受けられるのは当然のこと。またアメリカにおいて歴代のファースト・レディはアメリカ女性の象徴的存在であったため、 メラニアのパートタイム・ファースト・レディぶりが女性の地位を後退させると危惧する声も聞かれるのだった。


その一方で、イヴァンカは夫のジャレッド・クシュナーがトランプ政権のアドバイザーになったのを受けて、 彼女のブランド・ビジネスから手を引いているけれど、彼女のビジネスの内情を良く知る人々が指摘するのは、 それがイヴァンカにとっては願ったり、叶ったりの状況であったということ。
イヴァンカのファッション・ラインは、大統領選挙の最中から売り上げを落としており、 共和党大会に彼女が登場して伸びたのはシューズの売り上げのみ。 現在多くの小売店がアンチ・トランプ派のボイコットを受けて イヴァンカの商品ラインの取り扱いをストップし始めているけれど、 イヴァンカのビジネスでそれより大きな問題になってきたのがイヴァンカ・トランプ・ファイン・ジュエリー。
扱っている商品の価格が高額なこともあり、経営面でも法的にも問題を抱え続けてきたのが このブランド。つい最近はニューヨーク市から税金の未払い分、約55万円の請求が来たのは序の口の問題。 2016年3月にはニューヨークの高等裁判所によって、ビジネス・パートナーであった企業に対して 日本円にして3億3500万円の契約違反の損害賠償金を支払うように命じられており、 トランプ・タワー内の小さなブティックにしても、家賃を支払わずに経営するほど火の車状態であったことがレポートされているのだった。
したがって、イヴァンカにとっては経営不振の自分のブランドから手を引く恰好の理由となっているのが、 父親の政権のサポートをすること。

またワシントンでファースト・レディの代理を務めるために、イヴァンカはトランプ・エンタープライズの株式を売却し、 その経営からも手を引いているけれど、このことはトランプの2人の息子、ドナルド・ジュニア、エリック・トランプには 非常に歓迎されること。 というのも2人にとっては、父親のお気に入りであるイヴァンカがビジネスから手を引いたことは、 自分達のシェアが増えるということを意味することなのだった。

一見家族として纏まって見えるトランプ一家であるものの、実は将来の相続やビジネスを巡って 兄妹が画策を巡らせる様子は資産持ちのファミリーにはありがちなストーリー。 ドナルド・トランプ亡き後は、その遺書があっても無くても、メラニアは相続問題に 巻き込まれることになるけれど、一度ファースト・レディになれば生涯に渡って国からの セキュリティガードと収入が約束されるので、望まずして大役を押し付けられたメラニアであるものの その点ではメリットをもたらしていると言えるのだった。

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