$4.5 Billion to Zero, Where is Her Money She Never Had?
フォーブス誌が個人資産45億ドルと見積もった美人CEOが資産ゼロに !?
フォーブス長者番付の落とし穴!



2016年5月末にフォーブス誌が発表したのが、2015年に同誌の様々な長者番付にリストされていた セラノスのCEO、エリザベス・ホルムズが、2015年度個人資産、45億ドル(約5000億円)から、資産価値ゼロに査定され直したというニュース。
セラノスは、未だ株式を公開していないプライベート・カンパニーで、画期的な血液検査の方法を開発し、 多大なパブリシティと評価を獲得したスタートアップ企業。 同社には今後の株式公開を見込んで、リッチなインベスターが投資をしているのは フェイスブック等 の企業と同様で、 2015年に見積もられたセラノスの企業価値は90億ドル(約1兆円)。
このため エリザベス・ホルムズの個人資産は、彼女のセラノスの持ち株数から45億ドルと見積もられ、 フォーブス誌の世界ビリオネア・ランキングでは360位、アメリカの長者番付では121位、 アメリカで最も裕福な40歳以下のアントレプレナーのリストでは第6位、そして世界最もパワフルな女性のリストでは72位にランク。
若く、セルフメイド(相続や親の七光り無しによる自力での出世)、しかもブロンド&ブルーアイの美女とあって、 スピーチやディスカッションに引っ張りだこになっただけでなく、数々の賞を受けるライジング・スターとなり、 ”女性版のスティーブ・ジョブス”とまで讃えられる存在になったのだった。




しかしながら、その後セラノス社による血液検査の正確性に疑問を唱えるレポートが提出されて以来、 同社の企業価値がオーバー・ヴァリューであることが指摘され始め、 セラノス社が 同社の検査方法の正当性を立証するデータの提出を怠っていることから、 現時点での企業価値は 当初見積もられた金額の10分の1以下である8億ドルに下落。
それを受けて、フォーブス誌が訂正したのが同誌の長者番付で、 「そのような低い企業価値では、CEOであるエリザベス・ホルムズの資産はゼロに等しい」と判断。 彼女がランキングから外れたことを、同誌のウェブサイトで発表したことから、 一時は彼女を ”若き美人ビリオネア”として讃えたメディアが、こぞって その”消え失せた個人資産”についての報道をする結果になったのだった。




企業価値が10分の1以下になったとはいえ、セラノスは8億ドルと見積もられる企業。 そのCEOの彼女が何故資産ゼロと見なされるかと言えば、企業の資産価値を支えているのは投資家の資金。 したがって、投資家がプリファード・シェアとよばれるクラスが上の株式を保有しており、 エリザベス・ホルムズが所有しているのはコモン・ストック、すなわち株式を公開した際に 一般投資家が買うのと同じクラスの株式。
企業が万一倒産することになった場合には、プリファード・シェアを所有する投資家が真っ先に 投資金額を取り戻す権利があり、その投資家の中にはヘンリー・キッシンジャー、ビル・フリスト等、 アメリカのビジネス界の重鎮の名前も見られるとのこと。
企業が倒産するリスクがあったとしても、無かったとしても、もし投資家たちが 投資金額を取り戻した場合、 エリザベス・ホルムズの手元には一銭も残らないことになり、 彼女の持ち株の価値はゼロ、 このため昨年の今頃には45億ドルだった彼女の個人資産が 突如 ゼロになっているのだった。




この報道を受けて、メディアの中には 「エリザベス・ホルムズには 本当に45億ドルもの資産があったのか?」と フォーブス誌の資産見積もりについて疑問を投げかける声が聞かれていたけれど、 こうした”資産見積もりバブル”のせいで、必要以上の資産家と報じられているのは彼女だけではないのが実情。 その筆頭に挙げられているのはオネスト・カンパニーの共同創設者として、その総資産が約4000億円と見積もられる ジェシカ・アルバ。
またスーパーモデルのジゼル・ブンチェンは フォーブス誌の長者番付の金額が実際の数字よりも多過ぎたことから、 国税局の監査を受けることになったというけれど、調査の結果、フォーブス誌が数値を大きく見積もりすぎていることが明らかになり、 ジゼルの脱税容疑が晴れたことが2年ほど前に伝えられているのだった。

一方、セラノスのスポークスマンは、同社が株式を公開していないプライベート・カンパニーであることから、 フォーブス誌を始めとするメディアや一般の人々に対する業績公開の義務がないことを強調し、 エリザベス・ホルムズの個人資産激減のニュースについては フォーブス誌による”独り相撲”という立場をとっているのだった。

そのフォーブス誌によれば、企業家の個人資産が大転落した例には もっと凄いものがあって、 それはブラジルのエネルギー会社を経営するアイク・バティスタのケース。 2010年に総資産270億ドル(約3兆円)と見積もられた彼は2013年に倒産。その結果51億ドル(約5600億円)の 負債を抱える ”世界一貧乏人”と思しき経済状態になったとのこと。

いずれにしても、今後はフォーブス誌の長者番付の資産額は、過剰に見積もられていると 考える方が妥当といえそうです。


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