ケイト・スペイドが生前の夏を過ごしたサウスハンプトンのサマー・ハウス、
そのセンス溢れるインテリアと独特のフレーバー
Published on 7/19/2018
6月5日にパーク・アベニューの自宅アパートで死去したデザイナーのケイト・スペイドですが、
彼女が夫のアンディ・スペイドと共に夏を過ごしていたのが、カリフォルニアのナパにある別荘と ここにご紹介するサウスハンプトンのサマー・ハウス。
この建物のオリジナルは1892年に建設されたサウスハンプトン・アート・コロニーの一部で、スタジオ兼学校として使われてきたもの。
でも建物が古くなり過ぎたことから、オリジナルの枠組みを保存しながら2008年に改築されたもので
電気、ガス、水道がモダナイズされたのがこの時。
扉や窓はオリジナルの建物のものをそのまま使っていて、そんなクラシックな雰囲気と
ケイト&アンディ・スペイドの独特のセンスがマッチしたサマー・ハウスに仕上がっています。
この物件は2人にとって2軒目のサウスハンプトンの家で、
1軒目は2013年に約4億5000万円で売却。その物件が売れる以前にこのサマーハウスが購入されています。
写真上は広々としたメイン・リヴィング。パーク・アベニューのアパート同様に
壁に所狭しとペインティングやアートが飾られていますが、その1枚1枚が実にエクレクティック。
天井の柱の骨組みが何とも言えない味わいを演出しています。
写真上は、9000スクエア・フィートと広いサマーハウスの中でも天井や壁の柱をダーク・ブラウンにして白い壁とコントラストを付けたエリア。
写真上、上段はフォーマル・ダイニング・エリア。マホガニーのテーブルにフレンチスタイルの白いダイニング・チェアを合わせてしまうのはさすがのセンス。
天井が他の部屋よりも低くなっているものの、そおかげがインティメートな雰囲気で会話が弾むディナーが楽しめるセッティングになっています。
写真上、下段はキッチュな雰囲気のキッチン。ラスティックなテーブルにパリの屋外カフェのような真っ赤なチェア、
学校の椅子をアレンジしたカウンター・チェアなど、ファニチャーの面白味がアクセントになった空間です。
写真上2枚はスタディ・ルーム。ファイヤー・ブレースは飾りでなく、もちろん使用が可能。壁の本棚の部分は、
学校だったオリジナルの建物をそのまま生かしたもの。
写真上、上段は2008年の改築の際に最も時間と費用が掛けられた地下のスペース。
プレイルーム兼多目的スペースとしてつかわれていたエリア。
写真上、下段は メイン・リヴィングにあるスモール・キッチン(左側)とブックシェルフ。
ブックシェルフは建物のオリジナルで、ぎっしり詰まった本はケイト&アンディのコレクション。
さり気なく飾られたアートや、高額なヴィンテージ・チェアがさりげなく置かれ、2人のセンスを感じさせています。
写真上、上段&中段は マスター・バスルーム。広々とした1室の中に
2人用の洗面台と、大きなシャワー・ブースが設置された空間。
ウォール・ぺーパーやラグのコーディネートのエクレクティックさがいかにもケイト&アンディ・スペイドという雰囲気。
写真上、下段はケイト&アンディ・スペイドが好むブラック&ホワイトで仕上げたゲスト・バスルーム。
写真上、上段はゲスト・ベッドルーム&ゲスト・バスルーム。
どちらもカラーの配分がとても計算されたスペースに仕上がっています。
写真上、下段は子供部屋兼 ゲスト・ベッドルーム。壁のウォールペーパーのストライプのカラーを上手く
ファニチャーやアクセントカラーに取り込んだインテリアです。