Dec. Week 4, 2016
"Favorites of Year 2016"
2016年のフェイバリット


今週は今年最後のこのコーナーとなるので、2016年のフェイバリットをいくつかご紹介することにすると、 まず今年オープンしたニューヨークのレストランでベストであると同時に、 現在私が最も気に入っているニューヨークのレストランになったのが、Le Coucou / ル・クク (写真下)。 料理が美味しいだけでなく、サーヴィスも店内の雰囲気も、ワインリストも何もかもが素晴らしく、 既に3回出掛けたけれど、3回とも文句の言いようがないディナーを味わっているのだった。
同店はニューヨークに久々にオープンしたアップスケール・フレンチで、 2016年は期待のレストランのオープンが遅れていたこともあり、初夏にオープンした同店に人気が集中。 そのために予約が全く取れない時期が続いていて、やっと予約が取れてCUBE New Yorkの ディナー・クラブを開催しようと思っても、あっという間に行きたい友達で埋まってしまうのだった。
私が特に同店で気に入っていたのはソムリエのステファニー。 彼女はとても勘が良くて、すぐに私の好みを察知して 料理とのペアリングを考えながらワインをサジェストしてくれて、 そのお陰で益々料理を美味しく味わうことが出来るのだった。 私は3回のうちの1回は友達と2人で出掛けたので、その時はホワイトのボトル1本をシェアして、その後のレッドはグラスで2杯オーダーしているけれど、 たとえグラスでオーダーする場合でも、ステファニーのアドバイスを仰いだ方が間違いが無いので、 同店でワインをオーダーする場合は、彼女と話すことをお薦めするのだった。






2016年のナイトライフで、私が最も楽しめたニューヨークのスポットは、ローワー・イーストサイドのルドロー・ハウス(写真上左)
これは会員制のソーホー・ハウスがこの春オープンしたブランチで、複数のフロアにはそれぞれ居心地の良いラウンジがあるけれど、 私が気に入ったのは、サンルーフになったトップフロア。出掛けた時期が夏だったこともあり、 ルーフトップより涼しくて 開放的な雰囲気。客層が良かったのも楽しめたポイント。

もう1つのお気に入りは、パークアベニュー・サウスにオープンしたスクエアズで、 ここはネーミングの通り、フードもスクエア・シェイプのものがサーヴィングされるクラブ。 ここで私が気に入ったのは、写真上右の ”ヴーヴ・オン・ヴーヴ” で、これはヴーヴ・クリコのシャンパンを ヴーヴ・クリコで作ったアイスキューブと一緒にサーヴィングするというユニークなドリンク。 友達のバースデーに便乗して味わったので、果たしていくらチャージされているかは不明であるけれど、 これ以外にもスクエアズにはユニークなドリンクが揃っているのだった。

その一方で2016年は、”インスタウォーシー” な見た目に奇抜なフードばかりが注目を集めていたけれど、 そんな中私が気に入って週に1度のペースで買っていたのが、以前このコーナーでもご紹介したオーワシャー・ベーカリーのバゲット。 バゲットの味もさることながら、空気の入り具合が独特で、同店のバゲットに慣れてしまってからは それまで気に入っていたメゾン・カイザーのバゲットがヘビーに思えてきてしまったほど。 加えて私が昨今気に入っているのが同店のフレンチ・バター・クロワッサン(写真下左)。 トラディショナルなクロワッサンと若干異なるテクスチャーであるものの、 ほのかな甘さとフレンチ・バターの風味が楽しめて、お菓子感覚で食べられてしまうのだった。

食べ物からいきなりスキンケアに移ると、 今年私にとって、新しいスキンケアのディスカバリーと言えたのが、M-61パワー・グロー・ピールメイ・リンドストロームのオーガニック・スキンケア、そしてドクター・ジャート
このコーナーで書くチャンスが無かったけれど、ドクター・ジャートのポア・メディック・アットホーム・ピーリング・キット(写真下右)は、 スクラブやピーリングをことごとく試した私が、最も効果を実感した2ステップのスクラブ・プロダクト。
これで肌表面の角質を完全に除去した後に、メイ・リンドストロームのプロブレム・ソルバーのマスクをするのが現在の私のルーティーン。 メイ・リンドストロームのスキンケアについては、他のスキンケア・ラインに比べて若干時間が掛かるけれど、 同ラインは自分の肌をゆったりと愛しむ女性のためにデベロップされたプロダクト。 実際、時間を余分に掛けてマッサージをするだけでプロダクトの浸透と肌のリアクションは全く異なるもの。
もし女性が大切な肌のケアの時間も捻出できないとしたら、それは自分のタイム・マネージメントに問題があると考えるべきだと思うのだった。






さて2016年には大統領選挙キャンペーン中の発言から、ドナルド・トランプをヒットラーと比較する声が非常に多かったけれど、 実際にドナルド・トランプが枕元に置いていると言われるのがヒットラーの本。
そこで この2人が どれほど似ているのかと思って、ヒットラーについて調べているうちに学んだのが第二次世界大戦について、 今まで知らなかったことの数々。 特にアメリカに暮らすようになって、何故日本のような国が第二次世界大戦で ドイツ&ヒットラーの側に居たのかについて、 常々不思議に思っていたものの、それについてきちんと学ぶ機会が無かった私にとって、今年の大統領選挙の 唯一最大の個人的収穫と言えたのが、日本人として、そして一社会人として知っておくべき歴史の勉強が出来たことなのだった。

そして、そのリサーチをするうちに辿り着いたのがアルバート・アインシュタインの相対性理論。 私は相対性理論という言葉は知っていても、一体何のことか全く理解しておらず、 英語では相対性理論という言葉を知らないという情けない状態であったため、 そんな自分の無知を改善すべく 勉強し始めたのが相対性理論について。
英語で「Theory of relativity / セオリー・オブ・レラティビティ」と呼ばれるのが相対性理論で、 時間や空間など 本来絶対一定と思っているものが、状況に応じて縮んだり、歪んだりするのが相対性。 私にとって一番ピンと来た相対性の説明は、アインシュタイン自身によるもので、 それによれば「どんな男性でも美人の隣に座っていたら1時間が数分に思えるけれど、熱い鉄板の上に座らされたら数分が1時間に思える」というもの。
そのアインシュタインの語録に、「もし6歳児に説明できないのなら、それは理解していないということ」 というものがあるけれど、 相対性理論については、読めば読むほど混乱する文献が沢山あるのが実情なのだった。


2016年は映画館にあまり足を運ばなかった年であるけれど、私は「スター・ウォーズ」の大ファンなので、このシリーズだけは必ず初日に映画館に出掛けて、 本当の「スター・ウォーズ」ファンに囲まれて映画を観るのがポリシー。なので「スター・ウォーズ」のスピンオフである「ローグ・ワン」もこの冬一番の寒さだった封切り日に出掛けたけれど、 前評判通り、期待を裏切らなかったのがこの作品。 特にラスト・シーンでは 映画館が拍手と歓声で包まれて、映画が終わった後に観客が口々に「こう繋がるのか!」と話していたけれど、 これはもちろん「スター・ウォーズ」のエピソード4「New Hope」とのストーリーの関連のこと。
ちなみに、アメリカでは「スター・ウォーズ」のシリーズで最も評価と人気が高いのはエピソード5の「Empire Strikes Back/帝国の逆襲」で、私にとってもこの作品が一番! キャラクターで最も人気なのはR2-D2、次いでヨーダ、3位がハリソン・フォード扮するハン・ソロで、この順位も奇しくも私のフェイバリット・キャラクターと全く一緒なのだった。

もう1本、私にとって2016年の映画のフェイバリットと言えるのは「Deadpool/デッドプール」。 同作品はアンチ・スーパーヒーロー映画で、人を小馬鹿にしたようなジョークの連続なので、 最初に観た時は単なるエンターテイメントとして楽しんだけれど、 大統領選が終わったあたりから、複数のアメリカ人の友達が語りだしたのが「デッドプールを観てから人生観が変わった」という大袈裟なステートメント。
「Stop being nice to your enemy / 敵に対してナイスにするのは止める」、「Don't take your life so seriously / 人生を真面目に捉え過ぎない」 というのが同作品から学ぶ人生観だというけれど、前述のアインシュタインも そんな人生を真面目に捉え過ぎずに生きてきた人物の1人。
私自身もこの作品を見直してからは 「大義名分の正義よりも、自分の正義を貫くべき」という考えを新たにしたけれど、 アクション・コメディ映画からでも学ぶべきことは沢山あるのだった。
「デッドプール」は、この類の映画としては極めて珍しいR指定映画(18歳未満の鑑賞が禁止されている作品)で、 R指定映画の中で史上第二位の興行成績を上げた作品。 ちなみにその第1位は、メル・ギブソンが監督を務め、2004年に公開された「パッション (原題はPassion of the Christ)」となっているのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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