Dec. Week 1, 2015
”Black Truffle Potato Chips + Trrufle Dinner”
ブラック・トリュフ・ポテトチップ+圧巻トリュフ・ディナー
11月のサンクスギヴィング前の週末に ”Will Space / Will スペース” で行ったのが、
超豪華なトリュフ・ディナー。
既に夏の段階で企画案が持ち上がっていたこのトリュフ・ディナーは、某レストランのエグゼクティブ・シェフに
食材の調達から メニューの組み立てまでお願いしたもので、
「全コース・トリュフで行きます?」とシェフに言われた時には、一体幾らのディナーになるのやら・・・と
心臓がバクバクしてしまったけれど、一流レストランのフル・ポーションのホワイト・トリュフ・パスタ+エクストラ・シェービングの
チップ&税込み価格で実現したのが このディナー。
事前に「余りケチケチしても良い思い出にならないので、トリュフを使いまくりましょう!」と シェフに言われていたけれど、
その言葉通り、ブラック&ホワイト・トリュフを これでもか!で使ったディナーは期待以上の素晴らしさ。
その圧巻ディナーの全コースは以下の通り。
写真上左は、ファースト・コースのフリゼ・サラダ。黄身が超半熟の鶉卵のサニーサイドアップ(目玉焼き)がトップに乗っていて、トッピングはホワイト・トリュフ。
黄身を崩して、トリュフと交ぜながら味わうもので、透明ドレッシングがフレッシュで素晴らしい味わい。最初からノックアウトだったサラダ。
右はセカンド・コースで黒トリュフ&ポテトのクロケット。揚げたてで 衣がサクサクのクロケットは、ふんだんに使った黒トリュフの香りが贅沢。
ここでも ホワイト・トリュフのトッピングというラグジュアリーであるけれど、ボトムは ほんのり甘い とんかつソースというシェフの遊び心が光ったディッシュ。
写真上、左は一口食べて私が倒れそうになった宮崎牛 AAAAAサーロインのにぎり。鰹節のように見えるトッピングはもちろんホワイト・トリュフ。超絶品!
右は ホワイト・トリュフのリゾット。何とこの日は土鍋でサーヴィング。写真ではホワイト・トリュフのトッピングが掛かりすぎて見えないものの、
その下には 生うにがふんだんにトッピングされていて、またしても贅沢なディッシュ。
写真上、左はフィットチーネの代わりにパパデッレを使ったブラック・トリュフのパスタで、メインのお肉のサイド・ディッシュとしてサーブされたもの。
右は同じくサイド・ディッシュのヴェジタブル。名前不明の野菜とミニチュアのメキャベツのカリカリ・ソテーの上に、またしてもホワイト・トリュフ・トッピング。
写真上、左は この日のメイン・コースのアメリカン和牛リブアイ。最後の最後までホワイト・トリュフ・トッピング。お肉もジューシーで抜群の焼き具合。
中央の写真は私達のディッシュにシェーヴィングされる前のブラック&ホワイト・トリュフと1瓶120ドルもするホワイト・トリュフ・エクストラクト。
右側は、にぎりに使われた宮崎牛 AAAAAサーロイン。私が一目ぼれ惚れした霜降り肉。
こんな素晴らしいディナーの話を前振りでしておいて、どうして今週のフェイバリットがポテト・チップなのかと言えば、
このトリュフ・ディナーは、リゾットとパスタという2品の炭水化物メニューを参加メンバーがとても楽しみにしていたので、
パンをサービングしても 誰も食べたがらないと考えて、グルメ通販から取り寄せたのがこのポテト・チップ。
当日、シェフに味見をしてもらってOKを頂いたので、ディナーのメンバーにお出ししたけれど なかなかの好評。
ディナーの前に、まずシャンパンで乾杯!という時のおつまみになっただけでなく、
コース間にも ワインを飲みながら摘むことが出来て、しかもトリュフ味というところが、ディナーのテーマにもマッチしていたので、
我ながら このポテトチップは大正解!と思ってしまったのだった。
この日はディナーのメンバーがシェフに敬意を表して、トリュフに見合うワインを持ち寄ったので、ワインとシャンパンも物凄いラインナップ。
ディナーの参加者は6人だったけれど、このズラリと並んだボトルを見てメンバーの1人が呟いたのが「今日も1人2本ペースかぁ!」というセンテンス。
実はこのメンバーは、昨年チャーリーバードでワイン好きを集めて行ったディナー・クラブに参加して下さった方々で、
以来、美酒と美食の絆で結ばれてきた酒豪揃い。
トリュフ・ディナーを素晴らしいワインで味わうのは その企画だけでもワクワクするけれど、
それを飲むペースも 食の好みも一緒のメンバーと楽しく味わうのは至福の喜び!
Will New Yorkの宿泊施設に滞在していた20代の留学生が、ディナーの前に トリュフの香りを嗅いで 「これが美味しくなるんですか?」
と不思議そうにしていたけれど、確かにトリュフ・ディナーにエキサイトするには、もうちょっと年齢を重ねなければならないのだった。
執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。