Nov. Week 4, 2011
” C. Wonder ”
” C・ワンダー ”



ソーホーのスプリング・ストリートに10月22日にオープンしたのが、ここに紹介するC・ワンダー。
私が長年好んで出かけるレストラン、バルタザールの直ぐ傍で、大きなグリーンの扉と、グリーンにCの文字をフィーチャーした フラッグが目印のこのストアは、トリー・バーチの元夫、クリストファー・バーチがオープンしたもの。 扱う商品は、ファッション、アクセサリー、雑貨、インテリア、テーブルウェア、スクーターから自転車までと幅広くて、ストアもかなりの広さ。
商品もカラフルであるけれど、インテリアもグリーンのストライプを壁に用いたり、ディスプレー・ケースにゴールドのフレームをあしらったりと、 かなり派手でカラフルになっているのだった。

クリストファー・バーチは、ベンチャー・キャピタリストで、約5年前に離婚した元妻、トリーがビジネスをスタートする際に出資したのはもちろん、 共同創設者として名前を連ねていた存在。 なので、ファッション・ビジネスには通じているけれど、その彼がオープンしたC・ワンダーのテイストは、トリー・バーチの 影響を強く感じさせるもの。
でもC・ワンダーの店内は、トリーの商品を彷彿させるアイテムだけでなく、ロンシャンやゴヤールにそっくりなバッグ、 J・クルーのようなジャケット、ラルフ・ローレンのようなシャツ、エルメスのような飾り皿、シャネルのようなロング・ゴールド・ネックレス等、 「どこかで見たデザイン」、「何かに似たスタイル」で溢れているのが実情。 それらがブライト・カラーのプレッピー・テイストで展開されているのがC・ワンダーなのだった。





お値段はかなり手ごろで、ナイロンのトートバッグが40ドル前後、食器が10ドル前後から、べっ甲のフレームのサングラスが47ドル、 レザー・ベルトが48ドル、ピーコートが198ドル。最も高額な商品は、ストアの入り口にディスプレーされている フラワー・プリントのスクーターで、2299ドル。
50ドル以下で購入できる商品がかなり沢山あるので、ホリデイ・シーズンのギフト・ショッピングには最適なのが同店で、 実際、C・ワンダーは、ピープル誌、ニューヨーク・ポスト紙などで、そのプロダクトが ”ベスト・ギフト・アイデア” として紹介されているのだった。
C・ワンダーは、今後チェーン展開を急ピッチで進めることになっていて、既にニューヨークの郊外や、ニュージャージーに合計3店舗がオープン予定。 2012年中には、12店舗がオープンするとのこと。 もちろん、その後も更なる多店舗展開が見込まれるだけに、同店がニューヨークのソーホーでエクスクルーシヴに展開されていて、 まだオープン直後で ニューヨーカーにもそれほど知られていない今年のクリスマスは、 C・ワンダーのギフトを贈るポイントが高いと言える時期。
それだけに、今年のギフト・ショッピングは、バーニーズ・ニューヨークのガガ・ワークショップとC・ワンダーで、 全て済ませようと思っているのだった。




取り扱いアイテムが とにかく多いC・ワンダーであるけれど、広い店内にありとあらゆるアイテムが揃うだけに、 一見、支離滅裂になりそうなコンセプトが、コンパクトなデパートのように纏まっているのが同店。
なので、初めてに同店を訪れた人が 店内を一周すると、かなり時間を費やしながら、商品を眺めることになるけれど、 2回目からは 足を踏み入れないセクションが出てくるもの。私の場合、 C・ワンダーで扱うようなプレッピー・テイストの服は まず着用しないので、アパレルのセクションは全くの素通り。
逆に時間を費やして眺めるのは、インテリアとテーブルウェアのセクション。 私だけでなく、このセクションは最も来店客が居座るエリアになっているのだった。

ちなみにC・ワンダーがオープンしたスプリング・ストリートのエリアは、はす向かいに MoMAデザイン・ストアが、 ほぼ真向かいにはキッチン・グッズの人気チェーン、Sur La Table / スー・ラ・ターブルがあるので、 ショッパーからすれば、雑貨ショッピングが非常に楽しめるエリア。 逆に店を経営する側にとっては、それだけ競争が激しいエリアということになるけれど、 昨今、再びホットになってきた ソーホーのメイン・ストリートというロケーションも手伝って、 C・ワンダーは目下、ニューヨーカーと旅行者の双方で 常に賑わっているのだった。





さて、以下にピックしたのは、私が気に入ったC・ワンダーのプロダクト。
中でも一番のお気に入りは、写真下、1段目、左から2番目のイカット・プリントを施したチャイナ。 ゴールドのトリミングがアクセントになったこのチャイナは、ティーカップが8ドルという手ごろなお値段。
イカット・プリントは本来はアジアのエスニック・プリントであるけれど、それを洋風にアレンジして、 C・ワンダーのシグニチャー・カラーである グリーンで再現したプリントは、チャイナにあしらうと とってもファッショナブル。
加えて写真2段目、右から2番目のブラック&ホワイトのパターンをあしらったボックスも、一目見て気に入ってしまったアイテム。
以下のラインナップから見ても分かる通り、私にとって C・ワンダーは、アパレルやアクセサリーではなく、 もっぱらインテリアとテーブルウェアを買うスポットになる気配なのだった。





C. Wonder
72 Spring Street
Tel: (212) 219-3500
www.cwonder.com





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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。
丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。
FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。
その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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