Oct. Week 2, 2017
”Brazilian Keratin Treatment @ Home”
”有害ケミカルを含まない、自宅で簡単に出来る
ブラジリアン・ケラチン・トリートメント”



2000年代半ばくらいまでは、私が日本に一時帰国する度に掛けていたのがストレート・パーマ。 それと言うのは当時、ニューヨークのストレート・パーマは日本の2〜3倍の値段であったため。
でもそれを止めることにしたのは ある時、ストレート・パーマを掛けた翌日から、ブラッシングをする度に毛先が1.5pくらいずつ切れて床に散らばる様子を目撃したためで、 如何にストレート・パーマのケミカルが恐ろしいかを思い知ったのがこの時。 それと時を同じくして、頭皮と髪の毛に有害なケミカルを使用することによる髪の毛へのダメージと 健康にもたらす悪影響についての記事を読んだ事もあり、 その時点で 「ストレート・パーマを含む有害なケミカル・トリートメントはしない」と心に誓ったのだった。

でも ストレート・パーマを止めた直後は、髪の毛が以前にも増して 非常に扱い難くなったのを覚えていて、 何度もストレート・パーマに戻る誘惑に負けそうになったけれど、 それから少しして、ニューヨークで流行り始めたのが ”ブラジリアン・ケラチン・トリートメント”、もしくは ”ブラジリアン・ブロウアウト” と呼ばれるトリートメント。
日本のストレート・パーマより短時間で出来る上に、私が体験したような切れ毛の現象も起こらず、 何より髪の毛がケラチンでツヤツヤに仕上がるのが ”ブラジリアン・ケラチン・トリートメント”。 そのため湿気で髪の毛がちじれる女性や、労せずしてストレート・ヘアを保ちたい女性達が こぞってサロンに押し掛けることになったけれど、”ブラジリアン・ケラチン・トリートメント”の問題は やはり強烈なケミカルを用いていること。 その強烈さは、換気の悪いサロンでトリートメントをしているヘア・スタイリストが 気分が悪くなったり、目の痛みを訴えるほどで、 トリートメントを受ける来店客も そのケミカルの匂いの強さに むせ返るほど。 私は恐ろしくてこのトリートメントを受ける気にはなれなかったかったけれど、その仕上がりは確かに素晴らしいコンディション。 今でもマイアミのような湿気の強いエリアでは、マダムたちが高額を支払ってこのトリートメントを受けているのだった。







今週、このコーナーでご紹介するのは、そんな有害なケミカルを使わずに ”ブラジリアン・ケラチン・トリートメント”と同じ効果を、 自宅で、簡単に実現するプロ用のトリートメント剤で、何故かそのネーミングが ”ブラジリアン・ボトックス・エクスパート”というもの。
サーモ・マルチコントロール・マスクと説明されている通り、ヘア・アイロンの熱で仕上げるマスクであるけれど、 ヘア・アイロンを持たない人は普通のドライヤーでもトリートメントが可能。 写真上、上段のブロンド・ヘアのBefore & Afterのように髪のダメージを修復する効果、湿気によるヘアのちじれを防ぐ効果、 ヘアに水分を与えて それをシールすると共に 髪に強さを与える効果、キューティクルを補正しながら整えて ツヤをもたらす効果があり、 紫外線などの環境や摩擦のダメージから髪をプロテクトし、スムーズでストレートなヘアを保つのが”ブラジリアン・ボトックス・エクスパート”。 これらの効果を有害なフォーマルディハイドを用いる事無く可能にしているのは、 マリーン・コラーゲン、グルタミック・アシッド、アーモンド・オイルを配合した特許取得のスペシャル・フォーミュラなのだった。

とは言っても、私は同様の効果を謳うプロダクトをこれまで幾つもトライしては失望してきただけに 最初は半信半疑であったけれど、 このプロダクトが ”プロフェッショナル・トリートメント”として販売されていて、Before & Afterのフォトにもサロン撮影と思しきものが何枚もあったことから、 「それを自分でトライしたらどうなるか?」という興味本位で取り寄せてみたのだった。





トリートメントの方法は至って簡単で、まずアンチ・レジドゥー・シャンプー(洗浄力が強く、スタイリング剤等の残留物などを洗い落とせるシャンプー)で髪の毛を洗い、 コンディショナーを使用しないまま、ドライヤーで完璧に乾かすのがファースト・ステップ。
次に髪の毛を6つ程度に区分けして、その個々のセクションにトリートメント剤をブラシでアプライして行くけれど、これはヘア・カラーと全く同等のやり方。 プロ用のプロダクトとあって、手袋もついてこなければ、ブラシもついてこないので、私はヘア・カラー・プロダクトについてきたものを使用したのだった。
アプライする量は やはりヘア・カラーと同等で、髪の毛全体が満遍なくカバーされるようにアプライしてから 30〜40分間そのまま放置。 私は髪の毛をきっちりストレートに伸ばした状態で放置したけれど、この段階では たとえストレートにしていなくても、さほど仕上がりには影響しないようなのだった。

そして時間が来たらシャワーで洗い落とすけれど、この時に完全に洗い流すのではなく、80%程度洗い流して、20%トリートメント剤を残すというのがインストラクション。 この20%の感覚というのは、大体洗い落とせたけれど、未だヌルヌルしているという状態。洗い落とし過ぎるよりは、落とし過ぎない方がベターなのだった。
そして その20%トリートメント剤が残っている状態のヘアを、まずは普通のドライヤーで通常通りにブローをするのが次のステップ。 髪の毛にボリュームを出したい人は、髪の毛の根元を立たせるために、 頭を下にして、ドライヤーの熱を当てながら、根元から毛先へ向かってブラシを使用するのがお薦め。 トリートメント剤が髪の毛に残った状態なので、通常のブローよりも時間が掛かるけれど、ここからがトリートメントの効果において最も大切な部分。 最初は「トリートメント剤が残り過ぎているので、髪の毛がベタツクのでは?」と心配したけれど、 やがてはどんどん乾いてくるのだった。

髪の毛が完全に乾いた時点で、既に髪の毛がツルツルのテクスチャーになってきたのが感じられるけれど、 その次が最終ステップであるヘア・アイロンを当てる作業。 再び髪の毛をセクションごとに分けて、 一束のヘアに10〜15回アイロンを当てるようにというのがインストラクション。 でも私は髪の毛にあまり熱を与えたくなかったので、5回ほどアイロンを当ててから、一度別セクション移り、再び戻って5回というように アイロンを当てていたのだった。
このステップは前述のように、通常のドライヤーを高温で掛けることでも代用が可能。でもアイロンの方がしっかりストレートに仕上がることは事実なのだった。
ヘア・アイロンを使用している段階で、既にヘアがストレートで、サラサラ、ツヤツヤになっているのが感じられるので、 このステップは根気が要りそうに思えるけれど、実際には自分のヘアの仕上がりにうっとりするので、全く苦にならないのだった。




そうして仕上がった状態で撮影したのが、写真上左。ライトの関係であまりツヤがあるように見えないのが残念であるけれど、 髪の毛にヘルシーなハリが出て、触った感触もツルツルでピカピカの仕上がりになっていたのだった。
更に驚いたのは翌日にワークアウトをした後。 今年のニューヨークは10月だというのに、未だに20度代半ばの気温。しかもハリケーンの影響で蒸し暑い日もあって、 セントラル・パークを走ると しっかり汗をかいてしまうため、ポニーテールを三つ編みするのが私のワークアウト・ヘア。 ワークアウトが終わって髪の毛を下ろすと、髪の毛に三つ編みのウェーブが残るだけでなく、三つ編みの先端が 背中の汗の水分を吸収してヨレヨレになっていたのがこれまで。
ところが、トリートメントをした翌日に髪の毛を下ろしてふと鏡を見ると、ゴムで束ねた後が若干残っていたものの、 三つ編みの跡は全く残らず、髪の毛がほぼ完全にストレート(写真上右側)だったので、これにはかなり驚いてしまったのだった。
この効果は2か月以上 持続するとのことだけれど、同トリートメントをして以来、 寝起きの髪の毛が 以前のブロー直後のような状態で 髪の毛にかかる時間が激減するというメリットをもたらしてくれているのだった。
このトリートメントはディープ・コンディショナーとしても使用が可能で、カラーもプロテクトする一方で、スタイリング剤や CUBE New Yorkでベスト・セラーになっているCuvva/キュバのようなヘア・ファイバーの使用には全く影響が出ないというメリットもあります。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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