Jan. Week 2, 2016
”IT Cosmetics 4 in 1 Lipstick Stain”
イット・コスメティックス 4 in 1リップスティック・ステイン
私は以前からステイン系、つまり透明感があるけれど色が付くリップ・プロダクトが好きで、
これまで何十種類試してきたか分からないけれど、
昨今トライして 気に入ったのがここにご紹介する イット・コスメティックスの4 in 1 リップスティック・ステイン。
実はこのプロダクトには、
”Vitality Lip Flush Anti-Aging Lipstick Stain / ヴァイタリティ・リップフラッシュ・アンチエイジング・リップスティック・ステイン”という
超長い名前が付いているけれど、具体的にはリップバーム、リップスティック、リップグロス、リップステインの4役をこなす
アンチエイジングのリッププロダクト。
柔かいテクスチャーで、リップバームよりソフトな感触であるけれど、発色が良く、
重ね塗りをすればするほど、カラーがヴィヴィッドになってくるので レイヤーでインパクトが調節できるのも魅力。
でも私が驚いたのは、このタイプのソフトな感触 & 保湿効果があるリップ・プロダクトは
カップやグラスに ベッタリと唇の跡がつく一方で、時間の経過で発色が鈍くなって、
1回食事をすると あっさり落ちてしまうものが殆どなのに対して、
この4 in 1 リップスティック・ステインは、ほぼ1日発色が長持ちすることで、
1度食事をしても未だカラーが残っていた数少ないリップステイン系プロダクトなのだった。
4 in 1 リップスティック・ステインのベスト・セラー・カラーは、写真上の「Je ne sais quoi/ジュ・ヌ・セ・クワ」。
実物は、まるで無色のリップバームのようなクリーム色。でも一度リップにアプライすると、ほんのりピンクになって、
重ね塗りしていくうちにどんどんピンクにインパクトが出てくる不思議な使い心地。
もちろん、前述のように唇の保湿効果もあって、ヨガクラスやジムに出かける時や、日中のナチュラル・メークには最適なプロダクト。
その薄っすらしたカラーが長持ちするのが大きな魅力で、ナチュラル・メークが好きなアメリカ人ウケする理由が納得のカラーなのだった。
この他、イット・コスメティックスのカラー・メーク・プロダクトで、プロが高く評価しているのが
マスカラ。まつげが短く、少ない人でも長く、ボリュームのあるアイラッシュが演出できるとして、
プロが秘かに愛用するプロダクトとして知られるのが、同社のマスカラなのだった。
でもイット・コスメティックスを有名にしたプロダクトと言えば、何と言ってもCCクリーム。
現在、TVのインフォマーシャルでも販売されている同社のCCクリームは、SPF50のフルカバレージで、
ファンデーションに 少しだけスキンケアを加えた他社製品とは異なり、
「スキンケア・プロダクトを ナチュラル・マットなファンデーション・タイプに仕上た」と評されるプロダクト。
私も同プロダクトを試してみたけれど、長くリキッド・ファンデーションを使っていなかったせいで、
初めて使用した時は どうしても毛穴が塞がれる感覚が好きになれず、
2時間ほどしてから コットンで拭き取ったところ、拭き取った後のCCクリームがほんの少しだけ肌をカバーしている状態は
肌がツヤっぽく、良いコンディションになったので、以来、夜の外出の際のみ、時々 米粒サイズを顔全体に伸ばすようにしているのだった。
でも、同ブランドの愛用者の間で最も評価が高いのは写真上右のアンチエイジング・セレブレーション・ファンデーションとネーミングされた
パウダー・コンパクト&ブラシのセット。リッチに加水分解コラーゲンが配合されたパウダーは、
その名の通りアンチエージング効果に優れたものと言われるけれど、私はまだこちらはトライしていないのだった。
イット・コスメティックスは、日本では未発売でもアメリカではかなり有名なブランド。
でも昨今では 多くのインディ・ブランドから ソーシャル・メディア上でブレークしているカルト・プロダクトが登場しているので、
これからしばらくは、そのトライアルで忙しくなりそうなのだった。
執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。