Jan. Week 1, 2018
”Hair Hacks We Should Know”
”大人の女性が知っておくべき 基本的ヘア・ハックス”


アメリカでは1月9日に出版予定のマイケル・ウルフの著書「Fire & Fury / ファイヤー・アンド・フューリー」で明かされた トランプ政権の内情のスキャンダルが大きな話題になっているけれど、その中に書かれているのが トランプ氏のヘアスタイルの秘密。 これまで植毛、ウィッグなど様々な憶測を呼んできたトランプ氏の不思議なヘア・スタイルであるけれど、 イヴァンカ・トランプが友人に語ったところによれば、トランプ氏はスカルプ・リダクションと呼ばれる手術をしたとのこと。 この手術は、頭髪が無くなった部分の皮膚を除去して、頭髪がある部分の皮膚を引っ張って縫い合わせるというテクニック。 剥げた頭皮が多い場合は、毛が生えている皮膚を切り取って禿げた部分に移植し、切り取った後を縫い合わせるとのことで、 こうすることによって頭が毛が生えている皮膚によって覆われるので、全体に髪の毛がフサフサした印象に見えるというもの。(写真下)


でもトランプ氏の場合、縫い合わせた皮膚がストレッチするまでの傷の痛みがかなりのものだったようで、 手術を行った美容整形医を訴えると脅して、手術費の支払いを拒んだことが伝えられていて、 これは奇しくもトランプ・エンタープライズが、コントラクターの仕事ぶりに対する不満を理由に フィーの支払いを拒むのと同様と指摘されているのだった。
またトランプ氏のヘア・カラーは、アメリカ人男性の間で最も一般的な白髪染めプロダクト、 ヘアカラー・フォー・メンで染めていることも娘のイヴァンカによって明らかになっているのだった。




スカルプ・リダクションとまでは行かなくても、セレブリティやビューティー・ブロガーなどはそれぞれのヘア・ハックのテクニックを持っているもの。 例えば ジジ・ハディドやキム・カダーシアンが実践しているヘア・ハックとしては、 歯ブラシにスタイリング剤をスプレーして、産毛や後れ毛をしっかり整えるというものがあるけれど、 確かに歯ブラシのように毛足が密なブラシで、髪の毛をとかすと、後れ毛がキレイに収まってくれるというメリットをもたらすのだった。 後れ毛や細かく跳ねた髪の毛があると無いとでは、髪のツヤが全く異なって見えるというもの。
また歯ブラシは自宅でヘアカラーをする人にとっては、毛の生え際のアプライが難しい部分に しっかりカラーのペーストを馴染ませることが出来る優秀なツール。もちろんトリートメント剤や、 度々私がこのコーナーで書いているブラジリアン・ボトックスのメンテナンスのアプライにも適したもの。
歯ブラシは、新品で毛が開いていないものを使うのがこのハックの大切なポイントなのだった。

また このページのトップの写真にあるように、髪の毛に定評があるブレーク・ライヴリーは、マヨネーズを髪の毛、特に毛先にアプライして、 10分ほど置いてから普通にシャンプー&コンディショナーをすることによってヘルシーでツヤのある髪の毛を保っているとのこと。 よく生卵とアヴォカド、ヴィネガーなどをミックスして自家製のヘアパックを作る人が居るけれど、マヨネーズはその手間が省けるだけでなく、 同じように効果的で、楽に実践できるもの。同じヘア・ハックはゾーイ・サルダナ等、何人ものセレブやモデルも行っているのだった。

でもこのハックはブレーク・ライヴリーのように仕事柄、しょっちゅうシャンプーをしなければならない人用のもので、 普通の人にとって、髪の毛を美しくヘルシーに保つためには シャンプーの回数を減らすのが一番。 というのは、そもそもシャンプーにはボートの洗浄に使うのと同じようなケミカル・クレンザーが含まれていて、それが頭皮から体内に入るのが好ましくないだけでなく、 シャンプーによって必要な脂分が頭皮と髪の毛から除去されてしまうと、それはコンディショナーでは補いきれないもの。 またシャンプーは抜け毛や切れ毛を増やす要因となるので、ヘアを大切に思えば思うほどするべきではないものの1つ。
そこで5〜6年ほど前からシャンプーを使わない NoPooブームがアメリカで起こっていたけれど、NoPooの場合 シャンプーの代わりに使うのはベーキング・ソーダとアップル・サイダー・ヴィネガー。それとドライ・シャンプーを駆使して週に1〜2回しか髪の毛を洗わないというのがNoPooで、 実は私も2017年の上半期はNoPooを実践して一切シャンプーを使わずに過ごしていたのだった。


でも4〜5日置きに髪の毛を洗う場合、ドクター・アルカイタスのようなオーガニック・シャンプーを使った方が髪の毛の調子が良いので、 現在はシャンプーの使用に戻ったけれど、洗い方はプロに教わった髪の毛が絡まないシャンプー法。 まずシャンプー前にブラッシングをして髪の毛のほつれを取るのはハック以前の基本。 私は以前までは まず髪の毛全体を濡らして、手に取ったシャンプーを適当に髪の毛にアプライして、それを全体に伸ばすようにして洗っていたけれど、 プロに教わったのは、髪の毛をごく軽く濡らす、もしくは乾いた状態で、シャンプーを手の上で泡立てて、それを指先を使って、髪の毛ではなく頭皮に10か所くらいに分けてアプライするのがファースト・ステップ。 次は髪の毛をもう少しだけ濡らして、指先だけで、手のひらは使わず、ごくごく小さなストロークで、髪の毛が絡まないようにしながら、2分ほど頭皮全体をマッサージ。 そしてその後 洗い流すだけというごくごく簡単でシンプルな3ステップ。
髪の毛に付着した汚れは、シャンプーを洗い流すプロセスで落ちるので、わざわざ髪の毛を揉むように洗う必要は無く、 逆にそれをやると抜け毛、切れ毛、髪の毛の絡まりの原因になるので むしろやってはいけない事。したがって洗い流しは、シャワーの水を当てるだけで行うべきものなのだった。
これを実践すると それまでシャンプーの度に何十本も抜けていた私の髪の毛が、僅か7本程度しか抜けなくなるという大きな違いをもたらすのだった。 また抜け毛が気になる人は、シャンプーの後に 洗い流しの必要が無いリーブイン・コンディショナーを使うことが奨励されるけれど、 しっかりコンディショニングをしたい場合は、耳の高さから下の髪の毛のみにコンディショナーをアプライして、頭の上の部分には使用しないというのがプロが薦めるテクニック。 というのはコンディショナーが脳天の髪の毛や頭皮に付着すると、洗い流しに時間が掛かるだけでなく、 きちんと洗い流せない場合も多く、そのせいで髪の毛が重たく見えるケースが多いため。 脳天の部分はシャンプーさえ使い過ぎなければ、頭皮から分泌される脂分だけで十分なコンディショニング効果が望めるのだった。
シャンプーの際はお湯の温度も大切で、洗顔同様、お湯の温度が上がれば上がるほど、その後 頭皮が乾燥するだけでなく、髪の毛自体も傷むので、 ぬるま湯が常に望ましい温度なのだった。

そうして洗いあがった髪の毛に対して一番やってはいけないのが、タオルで擦ること。 タオルはマイクロ・ファイバーの水の吸い取りが良いものを使うと、早く乾くだけでなく、キューティクルのダメージを防げるため、カラーも持続して、 髪の毛のツヤがアップするという利点をもたらすのだった。どうしても通常のタオルを使う場合は、手触りの良いものを使用して、 擦らずに、抑えながら水分を拭き取るのが正しい使い方。濡れた髪をタオルでくるんだまま放置するのも、やはり髪が傷む原因なので控えるべきなのだった。
さらに抜け毛や切れ毛を防ぐためには、髪が濡れている時に決して串やブラシを使うべきではなく、ディタングラーを使った場合も抜け毛は減っても 防ぐことは出来ないので、乾くまでは髪をとかさないのが賢明。 水気を切った髪の毛は 出来るだけ早くドライヤーで乾かすこと、 ドライヤーもヘア・アイロンも高温で短時間に済ませること、髪に水分を含んでいる時にヘア・アイロンを使わないことも 同様に大切なのだった。




髪の毛は 「タオルで擦ると傷む」というだけあって、とにかく摩擦によって傷むもの。 なので、ポニーテールをするために髪の毛を何度もゴムの間をくぐらせる摩擦や、 ポニーテールのゴムを外す際の摩擦も決して軽視出来ないリスク。 そのため、セレブリティのヘア・スタイリストはことごとく写真上左のようなフックが付いたエラスティック・バンドを使用していて、 ゴムを髪の毛に巻き付けてフックで止めることによって、摩擦を防いでいるのだった。 

同じく髪の毛への摩擦のダメージを防ぐために大切なのは サテンのピローケースで眠ること。 これはもちろん素材の滑りが良くて、摩擦が防げるため。 そのピローケースは頭で描く以上にバクテリアが付着しているものの1つなので、 アンチバクテリア素材のピローケースが望ましいのはもちろんのこと。
それだけでなく、頭皮のためには熱がこもらないクーリング効果のピローで眠ることが奨励されるけれど、 枕のクーリング効果は快眠を得るためにも大切で、熱がこもらないピローは 今アメリカで大きく売り上げを伸ばしているヒット製品。 またドライシャンプーを使用する場合は、夜寝る前にスプレーをするのが望ましく、そうすると眠っている間に髪の毛に含まれた余分な脂分と馴染むので、 朝になると それがナチュラルなボリュームと扱い易いテクスチャーをもたらすのだった。

髪の毛も肌と同様、エイジングによる衰えがスタートするのは20代前半から。 にも関わらず ヘアダイをしたり、時間に追われて髪の毛を荒っぽく扱ったり、 環境によるダメージを放置するうちに、ますますエイジングに拍車が掛かってしまうのが髪の毛。
でもきちんとケアをすれば、何歳になってもツヤやハリ、ボリュームといった若さが戻って来ると言われるのも髪の毛。 したがって ちょっとしたヘア・ハックでも馬鹿にせずにトライする価値は十分にあるのだった。


執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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