Jan. Week 1, 2016
”MNDFL Meditation”
MNDFL メディテーション


私も多くのアメリカ人同様に、毎年 ニューイヤー・レゾルーションを掲げるけれど、 2016年の私のレゾルーションは、「物でも、時間でも、人間関係でも、ありとあらゆる無駄や過剰を減らして、シンプルに生きる」ということ。
そこで、年明けからクローゼットの中の何年も着ていない服や、使っていないバッグをリセール・ウェブサイトに送ったり、 届いても読まないニュース・レターをアンサブスクライブ(配信停止)にしたり、 何年も前の税金申告書類などを シュレッダーに掛けたりしているけれど、 仕事をするにも、何をするにも、生活の中で最も時間の無駄の原因になるのはやはり雑念。
余計なことを考えている時間のせいで、効率が落ちて、簡単に出来る事に時間が掛かったり、 雑念が入るための聞き落としや、見落とし、勘違いなど、 とにかく 私は 雑念が多過ぎる と常日頃から思っているので、 それを何とかしようというのも 2016年のプロジェクトになっているのだった。

そこで私がトライし始めたのが メディテーション(瞑想)。
メディテーションは 故スティーブ・ジョブスに始まって、多くのサクセスフルなビジネスマンが朝起きると同時に1時間程度行うことを日課にしているのは、 多くのメディアが報じている通り。 メディテーションを続けると どんなメリットがあるかと言えば、右脳と左脳を繋ぐパイプのようなエリアがどんどん太くなっていって、 人間が通常 右脳を使うオケージョンで左脳が働き、左脳を使うオケージョンで 右脳が働くようになるとのこと。 そして それが何を意味するかと言えば、ズバリ ”能力のアップ”。
世の中で 物事を天才レベルでこなす人達というのは、本来人間が使う側の脳と反対側の脳を活発に使ってタスクをこなしていることは 既に科学的に立証されているけれど、天才に生まれなかった人でも メディテーションをすることによって、左右脳の働きを活発にすることが出来ると言われているのだった。







こうした左右の脳の活発化は、能力アップに加えて、集中力のアップ、ストレス対策にもなるため、 今ではグーグルから、マイクロソフト、殆どの金融企業までもが 社員のためにメディテーション・クラスを開催して久しい状況。 でも従来のメディテーション・クラスは、そうした効率アップのようなビジネス・アプローチとはかけ離れた ホリスティックで宗教色さえも感じさせる”教え”を説くものが殆ど。
私も これまでに何度もメディテーションのクラスを取ったことがあるけれど、 それはもっぱらヨガ・スタジオで行われていたもの。ミッドタウンの ヨガ・センター、ダーマ・ミットラのクラスを取った際には、 クラスの最後に ダーマ・ミットラ本人が 私の顔だけを見据えながら 「メディテーションはヴェジタリアン・ダイエットをしていなければ意味を成さない」と 言ったのを聞いてショックを受けてしまったけれど、実際 私が出かけた多くのメディテーション・クラスは、 そんな動物性たんぱく質が欠落している人が 禁欲的に取り組んでいるイメージが強くて あまり好きになれなかった上に、お香の匂いやヨガスタジオ特有の不思議な匂いが気になって、集中できないところも少なくなかったのだった。

その点、ここにご紹介するMNDFL(マインドフル)は もっとオープンで、忙しくて合理的なニューヨーカーに合わせてデザインされた メディテーション専門のスタジオ。 なのでクラス・ルームはノイズが完全にシャットアウトされて、隣の人が唾液を飲み込む音が聞こえてくるような静寂。
メディテーション用のクッションが用意されているので、床に座るのに慣れて居ないアメリカ人でも 30分、45分といったクラスに耐えられるようになっているのだった。




MNDFLは2015年11月にオープンしたばかり。 ビギナー用のクラスから始まって ”ブレス(呼吸法)”、”スリープ”、”サウンド”、”エモーション”、”ムーブメント”、”ハート”、”エナジー” 等、 12のクラスがあって、それぞれに意味があるけれど 私が気に入ったのは、 ただ何十分もシーンとしたまま座らされているだけでなく、タイミング良く姿勢や呼吸法についてアドバイスをしてくれたり、 視線を何処に向けるか、手を何処に置くかなど、細かいアドバイスがあったり、 クラスのテーマに合わせてメディテーションができるように誘導してくれるので、時間がとても短く感じられるのだった。

実は私が中学から大学まで通った母校では、毎朝の朝礼の際に「凝念(ぎょうねん)」なるものをしていたけれど、 今から思えば これは まさにメディテーション。 これまで取ってきたメディテーションのクラスは 前述のようにホリスティック過ぎていて 「凝念」とメディテーションが結び付かなかったけれど、 MNDFLの ずっとリラックスしたクラスを取って以来、学生時代から馴染んできた「凝念」をすれば良いことが分かったのは、 私にとって目からウロコの大収穫!

以来、毎朝30分のメディテーションを心掛けるようになったけれど、これは私にとって新しい習慣というよりも、 学生時代に戻ったような 不思議に懐かしい感触で、そう思えるようになってから メディテーションの精神的な効果を驚くほど実感できるようになったのだった。
なので、これからメディテーションについて少し勉強してみようという気持ちになっているけれど、 メディテーションを取り入れてから、子供達に落着きが出てきたというデータが得られているのは アメリカの学校も同様。
したがってメディテーションは企業だけでなく、 教育現場にも もっと導入されるべきだと思うのだった。

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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。


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