Pirelli's 2017 Calendar Celebrate Mature Women in Hollywood
2017年ピレリ・カレンダーにフィーチャーされた女性セレブリティの顔ぶれと、
その時代を反映したコンセプトとは?

Published on 11/29/2016




イタリアのタイヤ会社、Pirelli/ピレリが毎年出版しているのがピレリ・カレンダー。
リミテッド・エディションで出版されるこのカレンダーは、著名フォトグラファーを起用し、滅多にヌードを公開しないスーパーモデルや、 女性セレブリティのアーティスティックかつ、大胆でセクシーなショットがフィーチャーされることで知られたカレンダー。 このカレンダーが毎年送付されるのは、世界中の400人のVIPのみで、その顔ぶれは サウジアラビアのプリンスから、著名スポーツ選手、ビジネス界の大物。 ”ミリオネア限定のプレイボーイ誌”というイメージで、そのエクスクルーシブさがもてはやされてきたのがピレリ・カレンダーでした。




でもここ数年はピレリが同社のプロモーションを兼ねて、その内容をメディアを通じて発表するようになっており、 そのエクスクルーシブサが薄れたと同時に、徐々にそこにフィーチャーされる女性像に疑問の声が上がるようになったのが近年のこと。
それを受けてカレンダーの女性像が大きく方向転換を遂げたのが、2015年に発表された2016年版。 セレブリティ・フォトグラファー、アニー・リーヴォウィッツによって撮影されたのは、 プロテニス・プレーヤーのセリーナ・ウィリアムスや、コメディアンのエイミー・シューマーなど、各界で大活躍する女性たち。 そしてそのビジュアルは 彼女らのボディ・イメージをありのままに捉えたもの。 従来のピレリ・カレンダーに見られたような、女性をセクシャル・オブジェとしてフィーチャーしたものではなく、 ナチュラルさ、強さ、そして女性の内面のキャラクターにフォーカスしたものになっていました。(写真上)


44年目を迎える2017年版ピレリ・カレンダーは、昨年の路線を継承しコンセプトで、フォトグラファーにピーター・リンドバーグを起用。 フィーチャーされているのは、写真下のような顔ぶれに加えて、ジュリアン・ムーア55歳、ロビン・ライト50歳。その半分が40歳以上で、 かつてのピレリ・カレンダーでは考えられなかったようなメンバーになっています。




しかも今回はすべてのセレブリティがノーメークでの撮影であることも話題の1つですが、2016年はハリウッドでノーメークが メインストリームになった年。 特にリアリティTV 「The Voice/ザ・ヴォイス」のコーチとしてノーメークで登場したシンガーのアリシア・キーズは、 見違えるような若々しさで、ノーメーク・ブームをさらに盛り上げた存在。
また2017年版ピレリ・カレンダーは、ノーメークなだけでなく あえてエイジングをナチュラルに見せることにより、 これまで女性たちにとって大きなプレッシャーになってきた、容姿の完璧さや永遠の若さといった非現実的な理想像の追及を 払拭するのが狙いであるとのこと。
したがって、セレブリティを若々しい40代、70代に見せるのではなく、 その年齢のありのままの姿を見せることにフォーカスしたことが フォトグラファーのピーター・リンドバーグのコメントとして伝えられています。


その2017年のピレリ・カレンダーのイメージは以下のようなもの。





このカレンダーがメディアの注目を集めた翌日、2016年11月30日にパリで行われるのが 同カレンダーのコンセプトとは全く対角線上にあるヴィクトリアズ・シークレットのランウェイ・ショー。
11月29日に女性のナチュラルなエイジングを大絶賛していたメディアが、 その翌日には20代の完璧なボディのスーパーモデルたちがランジェリー姿で登場する ヴィクトリアズ・シークレットのショーの報道に躍起になる訳で、 2017年のピレリ・カレンダーと同等のメッセージを 過去にどれだけ発信しても、 女性達が外観の完璧さや若さの追及を止められないのには、それなりの理由があると言えるようです。

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