Beyonce, Too Political For Super Bowl Half Time Show?
ブラック・パンサー & マルコム X ?
ビヨンセのスーパーボール・パフォーマンスがソーシャル・メディア上で賛否両論




2月7日、日曜に行われたスーパーボウルは今回が50周年に当たるとあって、 そのハーフタイム・ショーでは、コールド・プレーをメインアクトに、ビヨンセ、ブルーノ・マーズという豪華な顔合わせで パフォーマンスが行われましたが、当初はアメリカン・フットボールのルールも知らないイギリスのバンド、 コールド・プレーが記念すべき50周年のハーフタイム・ショーを担当するということで、かなりの物議を呼んだことは当時メディアで報じられたニュース。
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)側は、そんなコールド・プレーでは満足できないファンのために ビヨンセとブルーノ・マーズというゲスト・パフォーマーが加わることを明らかにしましたが、 実際本番の蓋を開けてみると、コールド・プレーの地味なパフォーマンスはその後に登場した ブルーノ・マーズとビヨンセの「前座のよう」とメディア&ソーシャル・メディアから指摘されたような有り様。
歌って、踊るダンス・ナンバーのパフォーマンスの方が スーパーボールのハーフタイムという華やかなステージに相応しいという印象を 与えていました。






特に50人のダンサーをしたがえて、スーパーボウル前日にビデオを公開したばかりの新曲「Formation / フォーメーション」の パフォーマンスを行ったビヨンセは、スター・パワーを見せ付ける規模のパフォーマンスになっていましたが、 そのパフォーマンス中に既にツイッター上で大炎上していたのが それに対する賛否両論の意見。
そもそも前日に公開された「フォーメーション」のビデオそのものが これまでのビヨンセのビデオの中で 最も政治的な内容で、 ここ3〜4年アメリカ国内で盛り上がってきている 「Black Lives Matter / ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」というスローガンを強く反映したもの。
このスローガンは警察の黒人層に対する過剰な暴力や発砲事件に抗議するもので、 アメリカの一部の地域では腐敗した警察権力に対する市民運動に発展しつつあるもの。 しかしながら、それ以外の州では警察に対する市民の反感を煽るスローガン、市民と警察を分断するスローガンとして 警鐘を鳴らす人々が多いもの。
実際にニューヨークでは、ビル・デブラジオ市長がニューヨーク市警察を敵に回すメッセージを黒人、ヒスパニック層に打ち出して 支持を集めて当選した結果、警官をターゲットにした射殺事件が増えた一方で、銃犯罪がブルックリン、ブロンクスで多発するように なって久しい状況。2015年末には警察に対する抗議デモに参加した映画監督、クェンティン・タランティーノが 「セレブリティ・ステータスを利用して いたずらに警察への反感を煽っている」と大顰蹙を買い、警察組合からその映画のボイコット運動が起こっているのだった。

このためスーパーボウルが始まる前から、「フォーメーション」のビデオを見て 「ビヨンセのスーパーボウル・ハーフタイム・パフォーマンスを ボイコットする」とソーシャル・メディア上で宣言する人々もいたけれど、 実際に行われたビヨンセのパフォーマンスは、非常に政治色が強いものになっていたのだった。






まず一部の人々が眉を吊り上げたのが、50人のバックアップ・ダンサーが全員 60〜70年代の黒人集団、ブラック・パンサーのように 黒ずくめのファッションに、アフロヘア、黒のベレーという出で立ちをしていたこと。 ビヨンセのスポークス・パーソンは、今年がブラック・パンサーが誕生して50周年であること、そしてそれが誕生したのがスーパーボウルの舞台となった サンフランシスコから程近いオークランドであることから、ブラック・パンサーのメンバーであった女性たちに 敬意を表してのプレゼンテーションであることを説明。 しかしながら ソーシャル・メディア上で展開されていたのは、「ビヨンセもブラック・パンサーのような格好で踊っていたダンサー達も、本当のブラック・パンサーが どんな存在だったかを知らないだけ」、「もしブラック・パンサーがどんな振る舞いをしていたかをしっていたら、彼らと同じ服装をして 誇らしく振舞うことなど不可能」といった批判の数々。 またパフォーマンス中にダンサーが「X」の文字に並んで 「マルコムX」を示唆したことについても、 彼がブラック・パンサー同様に ヴァイオレンスを煽るスタイルのリーダーであったことから、このプレゼンテーションにも 異論を唱える声が多かったとのこと。
2月はブラック・ヒストリー・マンスで、黒人層の歴史を振り返る月であるけれど、 ビヨンセがフォーカスしたブラック・パンサーとマルコムXは、よりによってそんな黒人の歴史の中で最もヴァイオレントで物議をかもした存在なのだった。


それだけでなく、振り付けの中に ”ブラック・パワー”を象徴するポーズが含まれていたり、 バックアップ・ダンサーが ナイフを捨てなかったために警官に射殺された黒人青年に対する抗議の メッセージを掲げていた様子などもレポートされており、 これを受けて、ジュリアーニ元NY市長は ビヨンセがスーパーボウルの高視聴率を利用して 警察に対する反感を煽るメッセージを発信したと ビヨンセを批判するコメントを展開しているのだった。
その今年のスーパーボウルは、1億1190万人の視聴者を獲得して史上3番目の高視聴率になっていたけれど、 ビヨンセはそれを利用して自らのワールド・ツアーのCMも放映しており、ビヨンセが ソーシャル・メディアのバズや物議をツアーのプロモーションに上手く利用しているという声も 少なくないのだった。






もちろん中には、ビヨンセのそんな政治的メッセージを支持する意見も多く、 特にビヨンセが第27回目のスーパーボウルでハーフタイム・ショーを務めたマイケル・ジャクソンに敬意を表して、 彼のコスチュームを真似たジャケットで登場したこと、黒人層のプライドをアピールするメッセージを発信したことを 歓迎する声も聞かれていたのも事実。

でもこの日のビヨンセのファッションで、メディアがもう1つ注目したのは、フットボールの形でもあるマーキーズ・カットの 巨大なカナリー・ダイヤモンドのピアスで、左右トータルで100カラット以上と言われる圧巻のブリン。 これはビヨンセのお気に入りのジュエラー、ロレーヌ・シュワルツの作品と伝えられているのだった。


とは言っても、ビヨンセよりも誰よりも、今回のスーパーボウルのベスト・パフォーマンスと言われたのは、 試合前にアメリカ国家を斉唱したレディ・ガガ。 プロのシンガーにさえ「最も難しい楽曲」と言われるアメリカ国家を見事に、そしてクラッシーに歌い終えた レディ・ガガのパフォーマンスは、何の物議も無しにこの日のベストと誰もが指摘したもの。
彼女が着用していたメタリック・レッドのパンツ・スーツはグッチの作品。右左でアメリカ国旗のデザインになっている プラットフォーム・シューズもやはりグッチのもので、どちらもこの日の彼女のためのカスタムメイド。 アイシャドウもスーツに合わせて メタリック・レッド、ネールはメタリック・ブルー、イヤリングとイヤフォンは ホワイト・ダイヤモンドとホワイト・クリスタルで、レッド・ホワイト&ブルーの愛国心カラーになっていました。
そのレディ・ガガのパフォーマンスは YouTube上で観ることが可能です。


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