Hybrid Pastry Master Opens Made-to-order Cafe
Dominique Ansel Kitchen


クロナッツのクリエーターが、メイド・トゥ・オーダーのカフェをオープン
ドミニク・アンセル・キッチン



クロワッサンとドーナツをミックスしたデザート “クロナッツ” を発売して、フード界で一躍名を馳せたドミニク・アンセルが、 ソーホーの人気ベーカリー・ショップに加え、2015年4月に新たなカフェをウエスト・ヴィレッジにオープンしました。 その名も “Dominique Ansel Kitchen / ドミニク・アンセル・キッチン”。
カフェと言っても、屋外に数個のテーブル、そして店内に階段状のスタジアム・シートと 小さなテーブルが設置されただけの同店。 そこでサーブされるのは、注文が入ってから作られるメイド・トゥ・オーダーのデザートで、その場で味わうことができるカフェならではのメニューが用意されています。




今も人々がクロナッツのために行列するドミニク・アンセルのソーホー店を含め、従来のペストリー&ベーカリー・ショップでは、 既に出来上がったものがショーケースに並び、そこから食べたいものをチョイスするのが通常。
でも「多くのデザートは焼きたて、出来立てが一番美味しい」と考えるドミニク・アンセルは、 ベスト・コンディションで人々にデザートを味わってもらえるカフェを常々夢に描いてきたとのことで、 それを具現化したのがドミニク・アンセル・キッチン。 したがって、同店では 殆どのメニューが注文を受けてから 焼き上げたり、仕上げたりするもの。 ショーケースに並ぶ数種のデザート以外のメニューは 写真が飾られているだけで、来店客はそれを見ながら食べたいものをピックし、 その出来上がりを待つというシステム。
とは言っても、スターバックスでカフェラテをオーダーするよりも早く仕上がるのが同店のデザートで、 時間が掛かる行程は予めプリメイドしておいて、フレッシュに仕上るために最も大切なプロセスのみが、 オーダーを受けてからスピーディーに行われるというのがそのコンセプト。

メニューは、クロワッサンやブリオッシュなどの朝食&ヴィエノワズリー、タルトやケーキなどのデザート、クロック・ムッシュを始めとするセイボリーの 3カテゴリー。 それに加えて、ドミニク・アンセルが「ある程度 時間が経過した方が美味しい」、もしくは「数時間置いても味が変わらない」と判断するケーキやクッキー、 マカロンなどが、テイクアウト用に店内に並んでいます。

メイド・トゥ・オーダーのメニューは、誰もが知るフレンチ・デザートの数々が並んでいるものの、 見た目も 味も これまでの定番イメージを覆す新しいものばかり。 それというのも、今回ドミニク・アンセルが挑戦したかったのは、クラシックなフレンチ・デザートのモダンなアップグレード・バージョン。
本場パリで育ち、王道フレンチ・パティシエのバックグラウンドを持つ彼ですが、 フランスのデザートは長年に渡って、変わり映えのしないクラシックなものばかり。 なので 同カフェをオープンするにあたり、これまでの常識を覆すデザート作りをしたいと考えたとのことで、 同店では フランスを代表する数々のデザートが 非常にユニークなスタイルで リクリエイトされています。





そんなドミニク・アンセル・キッチンのデザートで オープン以来、最も注目を浴びているのは パン・オー・ショコラ(5.5ドル)。 パン・オー・ショコラと言えば、クロワッサン生地にチョコレートを挟んでベークしたものですが、 同店では円形のパイに薄いチョコレートの板が飾られた、とてもフェスティブなルックス。
土台となるクロワッサンはその日の朝に焼いておき、注文が入ったら中にオレンジ風味のバターを入れて短時間加熱。 バターが溶けた状態でトップにチョコレートを飾り、少量のシーソルトを振りかけて出来上がり。
通常のパン・オー・ショコラは チョコレートを挟んでから焼くため、熱で形が崩れないようにチョコレートに添加物が加わっていますが、 同店ではその必要がないため、味と質にこだわってチョコレートをチョイス。 66%の良質ヴェローナ・チョコレートの味が生かされた仕上がりになっています。

その他フレンチ・デザートで有名なものと言えば、何と言ってもエクレア。 同店のコーヒー・キャラメル・プルアパート・エクレア(6ドル)は、エアリーでサクサクのプロフィトロールが連なったものに、コーヒー・クリームを挟んだもの。
また ブルーベリー・ラミネーティッド・ブリオッシュ(3.75ドル)は、トップがキャラメライズされたブリオッシュ・ブレッドに、 フレッシュなクリームと煮詰めたブルーベリーを挟んでサーブ。 サンドイッチ状の同デザートは、甘すぎず、食べ易いサイズで 人気アイテムの1つとなっています。

そしてレモン・ユズ・タルト(7ドル)は、レモン・クリームにユズを加え、クラフトを劇薄に焼き上げることにより、とてもサッパリした味わい。 クリーミーでソフトなレモン・ユズ・カスタードは、注文が入ってからミルクシェイカーでミックスしてデリケートなタルトに注がれるので、 信じられないほどフワフワで、うっとりする舌触りです。

また注目されているのは、48アワー・ティー・ラミス(6.5ドル)。こちらは名前からも想像がつくように、コーヒーの変わりに紅茶を使ったティラミス。 ブラック・ティーと蜂蜜に漬けたケーキとマスカルポーネ・チーズのコンビネーションで、ユニークな味わいとなっています。
さらにスイーツだけでなく 同店ではセイボリー(甘くないディッシュ)もフェスティブで、中でも人気が高いのはエッグ・クリプス(7.5ドル)。 イカ墨でダークに染まったブリオッシュに、クリーミーなマッシュポテトとマッシュルーム・ベシャメル、そしてエッグヨーク・コンフィをトッピングしたもので、 見た目も味も 誰もが初体験のアイテム。とてもリッチなテイストです。




クロナッツが異常なほどの人気を博したため、その後も様々なスイーツを発案、商品化したものの、 どれもクロナッツには及ばず、昨年には 「実は行き詰まりを感じていた」という ドミニク・アンセル。 そんな時に行き着いたアイデアが、次のヒット商品を編み出すのではなく、「自分の持っている究極のファンタジーを形にする」ということ。 その結果、生まれたのが今回登場したメイド・トゥ・オーダーのデザート・カフェ。
ユニークなデザートをフレッシュかつ、ベストな状態でサーブするというだけでなく、 注文後90秒以内に各ディッシュを完成させるという目標も掲げているドミニク・アンセル・キッチン。 オープン・キッチンなので、様々な器具と熟練のテクニックで注文を作り上げていく様子を眺めることができるのも、同店の醍醐味の1つになっています。

ニューヨーク・ポスト紙が、”現代版のウィリー・ワンカ”と評したドミニク・アンセルの創作意欲がさらに強く感じられる ドミニク・アンセル・キッチンでは、夏の間は アイスクリーム・ウィンドウを設けるほか、 2階のスペースでは テイスティング・イベントや、デザート&カクテルのペアリング・イベントなども 行われていく予定です。

Dominique Ansel Kitchen
127 Seventh Avenue, New York, NY 10014
Tel: (212) 242-5111
Website: http://dominiqueanselkitchen.com/




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