VIP Treatment For Everyone! "I Know the Chef"

アプリを通して予約をするだけで、誰もがVIP扱い!
レストランの常連を気取れる “アイ・ノウ・ザ・シェフ”



シェフが自らテーブルに挨拶に出て来たり、シャンパンやカクテルがサービスで出てきたり・・・というのは、 レストランの常連顧客が頻繁に受けているスペシャル・トリートメント。
セレブリティやリッチな客層が多い ニューヨークの高額レストランでは、特にそういった光景を目にすることが多いですが、 セレブでなくても、500ドルのワインをオーダーするようなリッチでなくても、そんな特別扱いをレストランで受けられる とてもユニークなアプリが登場しました。
その名も “I Know the Chef / アイ・ノウ・ザ・シェフ”。


同アプリはiPhoneなどの携帯電話にダウンロードできる他、ウェブサイトも用意されており、 月に7ドルを支払うだけで アクセスが出来ることになっているのがレストランの予約サービス。
現時点で登録されているレストランは 計52軒で、 その中には有名シェフのレストランや、ニューヨークで大人気のエンターテイメント・グループが手掛けるレストランが名を連ねています。
同アプリの使い方はとても簡単で、予約を入れたい日時や食べたいキュジーヌをインプットすると、空きのあるレストランがズラリと出てくる仕組み。 その中から希望のレストランをチョイスして、予約日時にレストランに出向くだけ。
ユーザーからは、「わざわざ奥からマネージャーが登場し、まるで自分が常連客であるかのように握手を求めてきた」、 「隣にナオミ・キャンベルが座っている セレブ用のセクションに通された」、 「フリーのシャンパンやデザートが出てきた」、 「レストランの有名オーナー・シェフがテーブルに挨拶に来た」などのVIP待遇を受けた体験談が山のように寄せられています。

また、VIP客から寸前に問い合わせがあった時のために、ほとんどの有名レストランはテーブルをいくつが空けておくものですが、 “アイ・ノウ・ザ・シェフ” に登録しているレストランも、同アプリのためにいくつかテーブルをキープしているとのこと。 そのため、レストランの予約サービスとしては、アメリカで最も利用者の多い ”opentable.com / オープン・テーブル・ドット・コム” では「空きが無い」と表示されたレストランでも、 “アイ・ノウ・ザ・シェフ” を通せば予約が取れる場合もあるとのことです。


とは言っても、同アプリに登録されているレストランの中には、日頃から比較的 簡単に予約が取れてしまうレストランも少なくないのが実情。
同アプリがイチオシしている登録レストランを見てみると、ル・サーク、ブルー・ウォーター・グリル、BLT等、 並んでいるのは 「かつての人気店」、「旅行ガイドの常連店」のラインナップ。
したがって ニューヨーカーがお金を払ってでも予約を入れたいと思うようなホットなレストラン、例えば 現時点ならCUBE New York で以前ご紹介したラファイエットカーボンのような 新しい人気店や、もしくはグラマーシー・タヴァーン、イレブン・マディソン・パーク、ル・ベルナダンといった予約がなかなか取れない長寿人気店などは、 同アプリでは 少なくとも現時点では対象外。
中には経営難が噂されているレストランもありますが、 それも理解出来るのは、レストラン側の登録費用は無料。 したがって レストラン側としては、テーブルの空きを埋めて、その替わりにスペシャル・サービスを提供するだけ。
一方のアプリ側は、毎月のメンバー・フィーで経営が賄えるため、 レストランとアプリの間では、一切のお金の動きが生じていないことが伝えられています。


”アイ・ノウ・ザ・シェフ” は一部のレストラン関係者の間では、「常連でもない客が、常連ぶって自慢するためだけのアプリ・サービス」と 批判的な目で見られているコンセプト。 それでもユーザーにとっては、外食のたびに周囲から注目を浴びたり、一緒に出かけた友達や恋人の前でVIP扱いをされる感覚にはヤミツキになるようで、 月7ドルの出費でそれが受けられるのなら「悪くない!」というのが一般的なリアクション。

ユーザーはどんどん増加しており、今年2月に登場した同アプリは、特にプロモーションもせずに ダウンロードされた回数は5ヶ月で3000回以上。 ウェブサイトからの登録者数を含めると、メンバーは8000人以上になっています。

現在は未だ ニューヨークのレストランしか取り扱っていませんが、 これから他都市にも進出する予定。 前述の”オープン・テーブル・ドット・コム”等、多くのレストラン絡みのサービスが、まずニューヨークからスタートして、 全米を網羅するサービスになっているだけに、今後の展開が期待されています。




© Cube New York Inc. 2013