Apr. 18 〜 Apr. 23 2017

"What Do Rich Men Want in a Woman"
リッチな男性が女性に求める外観、内面の要素とは?


北朝鮮との緊張が高まる中で、今週 アメリカ国民を唖然とさせると同時に、アンチ・トランプ派の間で ジョークのネタになっていたのが、トランプ政権が「日本海に向かわせて北朝鮮に圧力を掛ける」としていた 航空母艦のカール・ヴィンソンが、実はオーストラリアで行われる軍事演習に向かっていたという かなりみっともないニュース。
アメリカ国内ではシリア爆撃、北朝鮮情勢と、外交と軍事の素人であるトランプ政権に難題が降りかかった様子を 冷ややかに見守る向きが多く、北朝鮮の金 正恩が小国の独裁者として核兵器を振りかざす様子よりも、 アメリカほどの大国の大統領がその挑発にどう対処しようとしているのか分からないことに対して 厳しい意見を示しているのだった。

その一方で、今週そんなトランプ政権と同じくらいに批難が集中したのが スターバックスが4月19日〜23日までの期間限定で アメリカ、カナダ、メキシコで売り出したユニコーン・フラッパチーノ。(写真上)
飲んでいる間にパープル、ピンク、ブルーにカラーが変わるこのドリンクは、昨年からフード業界&ビューティー業界 で盛り上がって来ていたユニコーン・トレンドを反映させたフラッパチーノ。 78グラムの砂糖が入った激甘のドリンクは、TVのトークショー・ホストが一口飲んで顔をしかめたり、 シンガーのケイティ・ペリーがインスタグラムのアカウントでユニコーン・フラッパチーノを飲んだ途端に吐き出す様子をポストするなど、 その不味さが批判の対象となっていたもの。
でも「不味い」と言われて、「飲まなくて良かった!」と思う人々が居る反面、 逆に「どんなに不味いか飲んでみたい」という人々も多かったようで、多くのスターバックス店舗で 期間終了を待たずしてSold Outになったと言われるのがユニコーン・フラッパチーノ。 これを飲もうと来店した人々の中には、売り切れのニュースに腹を立てて、店員に当たり散らす様子も見られた一方で、 売り切れにならなかった店舗では、フラッパチーノの色がフード・カラーなのか?、だとしたら原料は何か?等、 バリスタが答えられないような質問をしてくる来店客が多く、 いずれのケースでも批難を集めていたのだった。




ユニコーン・トレンドは、子供の頃のおとぎ話のノスタルジーと 女性が描くロマンスやファンタジーの象徴と言われるけれど、 ”トゥルー・ロマンス”にフォーカスした場合、人間が一生の間に自分の運命の人に出会える確率は、 誰が計算したかは不明であるものの1万分の1。
そしてその出会いとロマンスの主導権を握るのは男性側。 それもそのはずで、平均的な男性は1日のうちの43分を 10人の異なる女性を観る時間に費やしているとのこと。 すなわち1日、もしくは人生の約3%を女性を眺めることに費やしている訳で、 そう考えると男性の恋愛感情が視覚からスタートするのは納得がいくところ。
でも男性が特定の女性に本能的に惹かれるスピード、すなわち一目惚れするスピードというのは、 1秒以下という電光石火状態。したがってじっくり眺めてから好きになるのではなく、 好きだから目が離せなくなるというのが実際なのだった。

オンライン・デーティングやティンダーのようなデート・アプリがすっかり定着した今では、 男女が一目惚れをするような出会いが減っているのは言うまでもないこと。 そんな時代でも意外に健在なのが リッチな男性を対象にしたマッチメーキング・ビジネス。
ニューヨークのようにシングル女性の数が男性を遥かに上回っている街に暮らしていると、 何故リッチな男性が女性を見つけられないのか不思議に思えてしまうけれど、 マッチメーカーによれば財産がある男性ほど、妥協をせずに理想を追求する傾向が強いようで、 これは若く美しい女性が相手のハードルを高くするのと全く同様と言われるのだった。

アメリカ人であれば女性でも男性でも、理想の相手の条件に必ず挙げるのは「ユーモアのセンス」。
心理学者によれば、 人間がユーモアを好む理由は ユーモアのセンスがある人は社交上手で、頭が良いため。
またアメリカ人にとっては”スマイル=笑顔”が 社交でも、ビジネスでも、ロマンスでも非常に大切な 外観の要素で、アメリカ人に歯並びが悪い人が居ないのはもっぱらそのため。 事実、アメリカには貧困家庭の子供が歯並びのせいで 社会に出てディスアドバンテージを抱えないように、 歯を矯正するチャリティが存在しており、そんなことからもスマイル、歯並び&歯の白さが 如何に重要かが窺い知れるのだった。
男性と女性を比較して、口元や歯並びの美しさがより問われるのは圧倒的に女性。 というのは平均的なアメリカ人男性は1日に10回前後しかスマイルを見せないのに対して、 女性が微笑む回数は平均で1日60回。 したがって女性の方が遥かに口元コンシャスになる必要があるのだった。




さて、以下はロンドンで200人のミリオネア男性をクライアントに持つセレブ・マッチメーカーが発表した 男性が女性に求めるクォリティのリスト。 それによれば リッチな男性がまず着眼する、もしくは魅力を感じる女性の外観要素のトップ5は以下の通りになるのだった。

  1. 魅力的なスマイル
  2. 眼差し
  3. ヒップ
  4. バスト
  5. 長い脚

これに次いでランクインしていたのはロングヘア、マニキュア&ペディキュアをきちんとした手足。
一方、ミリオネアの男性達が内面的、精神的な部分で女性に惹かれるポイントと回答したトップ5は以下の通り。

  1. インテリジェンス
  2. 女性らしさ
  3. 遊び心
  4. ユーモアのセンス
  5. コンフィデンス / 自信

これらに次ぐのはセックスドライブとされているのだった。
この結果を見て私が思い出したのが、少し前に ラウンジで隣のテーブルに座ったマルチ・ミリオネアの マッチメーカーをしている女性との会話。 この女性はニューヨークを拠点にしているものの、昨今のマルチミリオネアはニューヨークを含めた複数の都市に 住居を構えて、頻繁に旅行をしているとあって国籍に捉われずにマッチメーキングをしているとのこと。 彼女もインテリジェンス、ユーモアのセンス、コンフィデンスを女性が男性にアピールする重要な要素に 挙げていたけれど、それ以外の彼女のリストのトップ5に加わっていたのは 忠誠心と優しさ=包容力。
その女性によれば、彼女のクライアントの間では引き続きブロンドのロングヘアの女性の人気は高いけれど、 結婚に行きつける確率はブルネットの方が高いという。 また普通に可愛いタイプの女性よりも、キレイだけれどちょっと個性的で忘れられない顔立ちの方が 男性がデートを継続したがる傾向にあるとのことなのだった。




私がこのマッチメーカーの話で興味深かったのは、ミドルクラスの男性は交友関係が広く、 友達との社交が盛んな女性を歓迎し、妻同士の付き合いがそのまま夫婦の交友関係になるケースが 多いのに対して、マルチミリオネアの男性は 知り合いが多くても、 深い友達付き合いは限られた人とだけする女性を好み、 自分や自分の友人達と過ごす時間が持てる女性を望む傾向が顕著であるという点なのだった。

それとは別に、男性が好むボディ・パーツにはトレンドがあって、ここ2年ほどはヒップは引き続き大き目が好まれても、 バストは小さめがトレンド。これに応じてニューヨークにおける豊胸手術のカップサイズはかつての アメリカのCサイズからBサイズへと移行していることが伝えられているのだった。
また男性が好むネール・カラーにもトレンドがあって、かつては女性のセクシーなネールと言えば圧倒的にレッド。 ところが昨今ではワシントンの女性ロビースト達が、こぞってブラック・ネールをしていることが立証する通り、 セクシーな女性のネール・カラーになってきているのがブラックや、シャネルの”ヴァンプ”に代表されるような ブラックに近いダーク・チェリー。ブラック・ネールというとかつては男性に敬遠されるというイメージがあったけれど、 それも大きく様変わりしているのだった。

日本では”婚活”という言葉が使われるようになって久しいけれど、 ロマンス目的でも、単なる社交やその場限りのコミュニケーションであっても、新しい人に出会って コミュニケートするというのは特にクリエイティブな仕事をしている人にとっては大切なこと。 というのは人間は新しい人との出会いによって脳細胞が活性化され、脳の活動が2倍に増幅するため。
すなわち、「流れの無い水は腐る」というのは人間関係にも言えることで、 仕事に行き詰った時、同じ毎日の連続に疲れてきた時などは、既婚者でも未婚者でも 新しい人との出会いが解決策になるケースは非常に多いのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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