Jan. 23 〜 Jan. 29 2017

"Not So Keto Diet"
エクササイズ&カロリー制限なしで、
みるみる痩せるケト+α ダイエット!



今週は、1月28日の土曜日がチャイニーズ・ニューイヤーであったけれど、 昨今一部のアメリカ人の間で高まってきているが、 チャイニーズ・ニューイヤーを 既に挫折したニューイヤー・レゾルーション(新年の決心)の 仕切り直しのタイミングと考える傾向。
新年を迎えたら 「エクササイズをする」、 「アルコールをカットする」、「健康的な食生活をする」という目標を掲げていても、 ニューイヤーズ・イヴに 「これが最後!」とばかりに 大いに飲み食いをしてしまうと、その翌日から いきなりダイエットやエクササイズをスタートするのは至難の業。 また今年の場合、大統領選挙後に増えた ”トランプ10(トランプ当選のやけ食いで増えた10パウンドの体重)” を 落とそうとしている人々が少なくないことが伝えられるけれど、1月20日の大統領就任式を前後して 「飲まないとやっていられない」、「食べずにいられない」と、我慢や決心の糸がプツンと切れた人も居たようで、 そんな挫折したり、延期したニューイヤー・レゾルーションに 再びトライする人が多いのが アメリカ人にとってのチャイニーズ・ニューイヤーなのだった。




私の場合は、年明け早々にまず2〜3日のデトックスをして、2月のスーパーボウル・パーティーで、不健康フードを食べ終わってから ダイエットというのが毎年のパターン。デトックスについては 昼にスムージー、夜に野菜スープ、それ以外にレモン&ミント水を1日最低2リットル飲みながら、 ケミカル、動物性たんぱく質、砂糖、カフェインを一切カットするのが毎年のプログラム。 これが終わるころには、固形のものが食べたくてたまらなくなるので、いかに噛むという行為が”食”において重要かを 実感することになるのだった。

幸い私は ”トランプ10” にはなっていないけれど、今年も2月からダイエットを計画していて、 痩せようというよりも筋肉質で引き締まった身体にするために、脂肪を落とすのが目標。
そこで、2017年のアメリカのダイエット・トレンドをチェックしていたけれど、既に昨年からメガ・ブレイクしている Keto Diet/ケト・ダイエットが 今年も益々メイン・ストリームになるようで、 様々な特集記事が組まれている一方で、ケト・ダイエットの料理本&ダイエット本が数多く登場しているのだった。

ケト・ダイエットとは、日本語で言うケトン体ダイエットで、アメリカでは1970年代に「アトキンズ・ダイエット」として大流行したもの。 炭水化物の摂取を1日20グラム以下に抑えた状態を2週間ほど続けることで、身体の脂肪をエネルギーとして燃焼する ”ケトシス”の状態にするのがこのダイエット。短期間で急速に体脂肪を落とすことが出来ることから、 今もキム・カダーシアンを始めとするセレブリティの愛好家が多いダイエット。
でも、主食が肉や卵、乳製品、ナッツ、バターなどの脂肪分で、食べ物から十分なヴィタミンやミネラルが摂取出来ないこと、 ある一定期間以上続けると肝臓に負担が掛かること、ケトシスの状態に入ることで口臭と体臭が強くなるのに加えて、 人によっては頭痛や吐き気、精神的なイライラを伴うので、決して健康的なダイエットとは見なされておらず、 炭水化物の摂取を再びスタートすると その効果が あれよあれよという間に戻ってしまう様子は、 私の周囲でアトキンズ・ダイエットをトライした人が既に立証してくれているのだった。

かく言う私も、ダイエットを趣味にしているので、アトキンズ・ダイエット、ロー・カーボ(低炭水化物)ダイエットは、 過去に何度もトライしているけれど、アトキンズ・ダイエットは トライする度に体重が増えるだけなので、 もう2度とやらないと誓ったダイエット。 ロー・カーボ・ダイエットについても、私の主食は野菜と果物なので、 この量を極端に減らすダイエットは どうしても長続きしないのだった。




という訳で、ケト・ダイエット以外で トライしたことが無い新しいダイエットを探していた私が 辿り着いたのが、 ”Intermittent Fasting / インターミッテント・ファスティング(1日16〜18時間の断食、日本で言うプチ断食)” と MTCオイルの摂取によって、毎日マイルドなケトシスの状態に導くという ちょっと異なるケト・ダイエット。
普通のケト・ダイエットのように2週間、肉や乳製品、脂肪分を取り続けてケトシスの状態を作る訳ではないので、 食生活は変える必要無く、そもそも私は何年も前から既に朝食抜きを続けているので、 インターミッテント・ファスティングも全く問題無し。唯一加わる新しい試みはMTCオイル摂取だけという簡単なもの。
具体的には、前の晩の午後8時までにディナーを終えて、翌朝のコーヒーにMTCオイルとオーガニックの無塩バターを加えて飲んで、 ランチは正午過ぎ、出来れば午後2時過ぎに食べるというのがそのタイム・テーブルなのだった。

インターミッテント・ファスティングを行うと、体脂肪を燃やしてエネルギーに使おうとするマイルドなケトシスの状態になるけれど、 そのケトシスの効果が持続するのはファスティングを終えて食事を食べるまで。 そこで短時間で確実にケトシスを実現するために摂取するのが MTCオイルで、 MTCとは Medium Chain Triglyceride / 中鎖脂肪酸のこと。
アトキンズ・ダイエットのように炭水化物を徹底的にカットすることで辿り着くケトシスのレベルが0.8mmol/Lであるのに対して、 インターミッテント・ファスティングとMTCオイルで実現するマイルドなケトシスは0.48mmol/Lのレベル。 でも、そんなマイルド・レベルでも、通常のインターミッテント・ファスティングよりも早く 体重が落とせるだけでなく、食欲を増進させるグレリンを抑える一方で、食欲を抑制するコレシストキニンを増やすため、 食欲との闘いを強いられないのがそのメリット。既にこれによってみるみる体重を落としている人が多いことがレポートされているのだった。

このダイエットにおいては、ワークアウトは あくまでもオプションで、特にする必要は無いけれど、 筋肉をつけたい場合は、食事の前に HIIT/ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニングか、 ウェイト・トレーニング、それも重たいウェイトを少ない回数リフトするトレーニングをすると非常に有効とのことなのだった。




このダイエットの鍵を握るのがMTCオイルの質で、ココナッツ・オイルでの代用は不可。 というのは、ココナッツ・オイルには中鎖脂肪酸が60%しか含まれていないためで、中鎖脂肪酸100%のMTCオイル、 それも肝臓で素早くケトン体にコンバートする質の高いオイルであることが非常に大切。 また質の高いMTCオイルを用いると、食事をした後もマイルドなケトシスの状態が持続するという。 さらにバターとコーヒーが共にオーガニックであることも大切なポイントと言われるのだった。
ふと考えると、数年前に流行ったバター・コーヒー・ダイエットと、インターミッテント・ファスティング、 ケト・ダイエットを全てミックスしたのがこのダイエット。
カロリー計算は特に必要なく、きちんとケトシスの状態になっているかは、今ではケトン・テスト・スティックで簡単に調べられるけれど、 わざわざスティックを買わなくても、空腹感が無ければマイルドなケトシスの状態になっていると判断して良いとのこと。 前述のように、肉やチーズを主食にする必要はなく、肝臓に負担が掛からないので、いくらでも続けることが出来るのだった。

来週日曜がスーパーボウルなので、私はその翌日2月6日から同ダイエットをスタートする予定であるけれど、 先週のウーマンズ・マーチ、今週のイミグレーション・ポリシーへの抗議デモに参加していた人達の間で 密かに指摘されているのが、プロテストはダイエットにも非常に効果があるということ。 それもそのはずで、先週末、今週末と2週続けてプロテスター達は半日以上、抗議活動のために、 歩き続けたり、立ちっぱなしの状態を続けるので、かなりのカロリー消費量。 新大統領が大統領令にサインする度に 異なるプロテストが起こるので、週日とてプロテストがあって、大忙しなのだった。
なので、アンチ・トランプ派が大統領選挙後に増やした ”トランプ10” は、特にダイエットなどしなくても 大統領令の数が増えるにしたがって、毎週の抗議活動で徐々に目減りしていくと思われるけれど、 先週のマーチと言い、今週末の移民問題のプロテストと言い、 全米の都市でこれらに参加している多くは、それまで政治プロテストなど全くしたことが無かった人々。 したがって、従来のプロテスターが思いつきもしない抗議活動のメリットに着眼しても全く不思議ではないのだった。

執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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