Airbrushed & Shows Off!?
Backlash Against First Lady Official Portrait

メラニア・トランプのオフィシャル・ポートレートが
ソーシャル・メディアで批判される2つの理由

Published on 4/3/2017



2017年4月3日にホワイトハウスが公開したのが、メラニア・トランプ夫人のオフィシャル・ポートレート。
通常はファースト・レディのポートレートは就任式直後に撮影され、1月中に公開されるのが通常。 ところがメラニア夫人の場合、息子のバロンと共に今もニューヨークに暮し、就任式にはワシントン入りしたものの、 その後すぐにニューヨークに戻り、殆どホワイトハウスには居ない状態なので、撮影と公開が大幅に遅れていたもの。

元モデルの夫人のポートレートとあって、公開と共にフィーチャーしたメディアは多かったけれど、 そのすぐ直後からバックラッシュが寄せられたのが写真上の問題のポートレートなのだった。




まず批判の対象になったのは、美貌のメラニア夫人とは言え、リアリティが全く感じられないほどに エアブラシで修正された夫人の肌。
夫人の修正無しのスナップ(写真上)では、4月26日に47歳を迎える夫人に 年齢相応の複数の法令線や目じりのシワが見て取れるだけでなく、 HD画像時代の厳しさから、その毛穴のコンディションまでが アメリカ国民に知られて久しい状況。 でも、ホワイトハウスのオフィシャル・ポートレートは完璧を通り越して ”気味が悪い”、”あり得ないほどの不自然さ” と言われるまでにエアブラシで肌のコンディションが整えられているだけでなく、 ヘアも完璧に、1本の髪の毛の乱れもない状態。 それだけでなく白目が真っ白に修正され、瞳の真ん中には、撮影ライトの反射ではあり得ないようなクッキリした 星が描かれ、写真なのかエアブラシのイラストなのかが良く分からないコンディション。

トランプ支持者が、「歴代で最も美しいファーストレディ」と盲目的に絶賛する中、 ソーシャル・メディアでは、 「メラニアがホワイトハウスで過ごした時間よりも、長時間を掛けて修正されたポートレート」、 「ごまかしだらけのトランプ政権を象徴するポートレート」 といった批判が飛び交い、メインストリーム・メディアでさえも 政府がリリースするポートレートがこんなに修正されていて良いのか?と疑問視するコメントをする有り様。

でもメラニア夫人は、早速それを自らのFLOTUS(First Lady Of The United States)の ツイッター・アカウントの写真にアップしているのだった。




さらにもう1つ夫人のポートレートが顰蹙を買ったのは、ドナルド・トランプが婚約の際に贈った 12.5カラットのエメラルド・カットのリングをひけらかすようにポーズしていること。
このリングは、婚約当時、リアリティTV「アプレンティス」で人気を博していたトランプ氏が、 一流宝飾店のグラフと交渉し、番組内のプロダクト・プレースメント(番組中にさりげなく広告を盛り込むこと)と引き換えに、 当時150万ドルのお値段を半額にしてもらったという経緯があるもの。
その後、何でも大袈裟に語るトランプ氏が、ダイヤモンド・ディストリクトのサイズを15カラットとコメントしているけれど、 グラフ側の発表では12.5カラットになっているのだった。

このダイヤが完璧に写るアングルで指につけた夫人の手も完璧にフォトショップされるのが見て取れるけれど、 多くの人々がこれに対して批判的だったのは、たとえ国民の血税で購入したリングでは無かったとしても、 一国の大統領夫人がこうしたラグジュアリーを見せびらかすべきではないというのがその理由。
中には「リングを売って、貧しい人々の食事に寄付するべき」といった批判も聞かれていたのだった。

またファッションの専門家が首を傾げたのは、何故夫人が意味不明なスカーフを巻いているのか?ということ。 夫人に批判的なソーシャル・メディア上の意見の中には、 首のシワをスカーフで隠すことによって、フォトショップの担当者がその労力を顔のシワの修正に 注げるようにした計らいといった声も聞かれていたけれど、 いずれにしても、メラニア夫人のポートレートが如何に特殊なものであるかは、 過去のファースト・レディのポートレートと比較しても明らかなのだった。

写真下左は、ミシェル・オバマ夫人の2009年のポートレートで、 マイケル・コースのドレスを着用し、夫人のご自慢の腕を露出したスタイル。
写真中央は、2005年のローラ・ブッシュ夫人のポートレートで、 元教師で保守的な共和党支持者にアピールするような仕上がり。
そして写真右は、1997年のファースト・レディ時代のヒラリー・クリントンのポートレートで、 この時代は未だポートレートの撮影に時間やお金を掛ける習慣がさほど なかった様子を窺わせる仕上がりになっているのだった。






メラニア夫人は、過去に何度も美容整形をしてきた 事が広く知られる存在。 またアメリカの歴代ファースト・レディの中で、唯一全裸ヌードが公開されていたり、 夫人が過去に自らのウェブサイトで、大学中退を卒業とごまかしていたことや、 共和党党大会で行ったスピーチについて”自ら書いた”とコメントしておきながら、 実はスピーチ・ライターがミシェル・オバマ夫人のスピーチをそのままパクッたのを読んだだけであったり、 夫人がとても20年以上アメリカに暮らしたとは思えないほど、その英語に訛りが強いことなどが手伝って、 アメリカ国民は、アンチ・トランプ派を中心にメラニア夫人に対して頭脳明晰なイメージを抱く人々が あまり居ないのが実情。

滅多に公の場には登場しない夫人であるものの、 今回のポートレートのように、人々の関心を集める際には、必ずと言って良いほど 批判の対象になる問題点が生じるのがメラニア夫人。 写真上、右のように 「メラニア、エアブラシが足りないんじゃない?」 というメッセージと共に、彼女をジョークのネタにするようなポストもソーシャル・メディア上に溢れているのだった。

でも今回のオフィシャル・ポートレートと共に発表された新しいメラニアの経歴は、 彼女があまり頭脳明晰ではないという偏見を払拭しようとするホワイトハウス側の努力が感じられるもの。
例を挙げると、まず夫人の大学中退が ”休学”と表現されていること。 そして以前のプロフィールには、淡々とTVショッピングで「メラニア・トランプ・タイム・ピース&ジュエリー」を販売と 書かかれていた部分が、「メラニアはサクセスフルなアントレプレナーでもあり…」という、ドラマティックな書き出しに 替わっていることが メインストリート・メディアによって指摘されているのだった。

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