Let The Audience Doze Off!
New Trend In Art World "Sleepover"


アート界の新トレンド!
睡眠を活用した芸術鑑賞 “スリープオーバー”




昨今、アメリカのアート・シーンで頻繁にイベント化されているスリープオーバー企画。 「スリープオーバー」とは日本語で「泊りがけ」という意味ですが、アート界における これらの企画は、 美術館や博物館に泊りがけで出掛けるいうもの。
この種のイベントの発端となったのは、2006年に上映された ベン・スティラー主演映画の “Night At The Museum(邦題:「ナイトミュージアム」)” 。 映画の舞台となったニューヨーク自然史博物館が企画したスリープオーバーのイベントは、 6〜13歳の子供達とその付き添いの親達を参加者に行なわれるもの。
毎回定員を上回る応募数が寄せられる大人気の同イベントは、 博物館がクローズした後、懐中電灯を片手に真っ暗な館内を探検した後、持参した寝袋を並べて館内に宿泊するという内容。 映画のストーリーのように、博物館に展示されているキャラクターが動き出すことは無いものの、 子供達のファンタジーをくすぐる同企画は、子供達にも その親達にも大好評なイベントとなっています。






この人気ぶりに着眼したのが、他の博物館や美術館で、今や子供向けではなく、 大人のために スリープオーバー企画を実施するようになました。
その中でも有名なのが、チェルシーにあるルーベン美術館で行なわれる “The Dream-Over(ザ・ドリーム・オーヴァー)”。 参加費用は1人108ドルと決して安くはありませんが、イベント告知後に直ぐにチケットが完売してしまうほどの人気ぶり。
同イベントは、キュレーターが各ゲストのために作品を選び、ゲストはその作品の下で一夜を過ごすというコンセプト。 就寝時にはキュレーターが物語を読んだり、子守唄を歌ってくれたりする他、ゲスト同士で夢について話し合うグループ会話の時間も設けられています。




そんなスリープオーバー人気の中、今年最も注目を集めたのが、ミッドタウン・ウェストのランドマークであるブリル・ビルの地下で行なわれた演劇、“Dream Of The Red Chamber(ドリーム・オブ・レッド・チェンバー、邦題:「紅楼夢」)”。 睡眠障害に悩む人でも、退屈な映画や観劇の最中に深く眠ってしまうのは珍しくないこと。 シアターやオフィスの会議中など、本来目を覚ましているべき設定ほど、寝入るのが簡単で、 その眠りも深くなるのは、多くの人々が身を持って体験しているはず。
中国の有名な小説に基づいた”ドリーム・オブ・レッド・チェンバー”は、美しく優雅な背景の中で繰り広げられる 平坦で、 言ってみれば退屈なストーリーライン。それをあえて利用し、 「観客を心地好い眠りに誘うためのシアター」としてオープンしました。
至るところに白い布が吊り下げられ、ほのかな光に包まれたシアターは、舞台上で演技をする役者の姿がプロジェクターに映し出され、 それは既に夢のような世界。 劇場には簡易ベッドが用意され、訪れた人々は演劇を見たり、一緒に来た友達と話したり、半分眠りながらウトウトしたりと、思いのままに時間を過ごします。





静かで ゆったりとしたストーリー展開、美しく幻想的な舞台設定は、まさに観客を眠り、それも快眠に導くことを狙ってデザインされたもの。 ですが その本来のコンセプトは、睡眠中の観客の無意識状態に働きかけ、芸術を潜在意識のレベルで体感してもらうというもの。 煌びやかな衣装を纏った役者がベッドの周りを踊って回り、舞台の上では別の役者が静かに会話を繰り広げる中で、 眠りと覚醒を行ったり来たりする観客は演劇が作り上げるアートの世界に深く導かれ、それが終わった時には不思議な感覚に包まれるとのこと。
同シアターに訪れた人々のリアクションは、「演劇が終わっても頭の中から舞台の映像が離れず、夢見心地な気分が長く続いた」とか、 「パフォーマンスの翌日は 瞑想しているかのような平穏な精神状態で過ごせた」というものもあれば、 中には「悪い夢を見なくなった」という人までいて、その精神への影響力の多大さは多くのメディアで取り上げられました。







このシアターは午後5時〜午前12時までの7時間公演も行なっていましたが、人気の高かったスリープオーバー公演の上演時間は 何と 午後5時から翌日の午前6時までの13時間。 入場料が無料な上にいつでも自由にシアターを出入りできたこともあって、公演1週目には何と1000人以上の観客が押し寄せ、 大きな話題となりました。 来年もまた同じコンセプトで公演が行なわれることが予想されており、多くのスリープオーバー・ファンが既に心待ちにしていることが伝えられています。

睡眠を取り入れたアートはニューヨークだけでなく、アメリカ全土、そしてヨーロッパでも人気沸騰中。 例えば恋人同士や友達同士でも、一晩を共に過ごすことは仲を深めるきっかけとなりますが、 スリープオーバーを企画する人々によれば 人と人との関係だけでなく、人と芸術においても同様とのこと。
アートに包まれた環境で 眠りを通じて自分を完全に解き放つことにより、 日ごろとは全く違ったレベルで芸術の本質を捉えることができたり、 作品や美術館・博物館に対してそれまで感じたことが無かった親しみ、興味が湧く参加者は非常に多いことが認められています。
これらのスリープオーバー・イベントは、芸術に興味がない人でも興味本位、もしくは快眠を得るために参加することから、 これまでアートに興味が無かった層にも、新時代のアート・イベントをアピールする絶好手段。 そのため、今後も睡眠を活用したアート企画は増加することが見込まれています。





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