Sold Out Supplement In Japan's Nuclear Scare
日本の原発危機を受けて・・・、
今、アメリカで猛烈な勢いで売れているサプリメントとは?


日本を大地震、津波についで襲っているのが、福島原子力発電所における放射能漏れの危機。
アメリカでは、震災後、日本からのニュースがリアル・タイムで様々なメディアを通じて入ってくることもあり、 アメリカ国民も日本における被害状況に非常に精通していたりするけれど、 中でも アメリカ人が他国の出来事とは思えないほどに心配しているのが、原発から放射能が漏れた場合の、 その放射能汚染の拡大。

というのも、放射能はごくごく小さな粒子で、風に乗って何処までも飛ぶためで、 アメリカでは西海岸の人々が、偏西風に乗って放射能の粒子が飛んでくる心配を早くも始めていることが伝えられているのだった。

その状況を受けて、アメリカで突如完売店が続出しているのが Potassium-Iodide Tablet / ポタシウム・イオダイド・タブレット。
今や売り切れ店続出で、通常30〜60ドルのサプリメントが、300〜400ドルにまでお値段が跳ね上がっているところもあると言われるけれど、 何故このサプリメントが飛ぶように売れ始めたかと言えば、これが放射能を浴びた身体の 回復を助ける機能があるため。ちなみに ”アイオダイド” という言葉は ”アイオディン=ヨウ素” のこと。
サプリメントの効用を理解するために、まず放射能汚染について説明しておくと、 そもそもヨウ素には、非放射性ヨウ素と放射性ヨウ素が存在していて、もちろん身体に害悪を及ぼすのは放射性ヨウ素。
放射性ヨウ素で最も一般的に知られるのは ウラニウムの核分裂によって発生するヨウ素131。 放射能漏れが起こると、放射性ヨウ素が大気中に放出され、それを吸入したり、放射性ヨウ素で汚染された水や食品を摂取することによって、 体内が汚染されていくことになります。これによってまずダメージを受けるのが甲状腺で、 チェルノブイリ原発事故の際にも、当時特に18歳以下の子供や若者が甲状腺がんで8年以内に命を落としていたことが報じられていたもの。




ポタシウム・アイオダイドとは? その役割と効用

薬品業界ではKIの通称で知られるポタシウム・アイオダイドは、安定したヨウ素 (=非放射性ヨウ素) の塩分をタブレットにしたもの。 人体は甲状腺ホルモンを作り出すためには安定したヨウ素を必要としているけれど、このタブレットの役割は、 放射性ヨウ素をブロックし、安定したヨウ素を甲状腺に送り込むというもの。
というのも、甲状腺はヨウ素が体内に入ると、それが放射性ヨウ素であっても、非放射性ヨウ素で無差別に 吸収してしまう働きがあるとのこと。でも吸収出来るヨウ素の量には限度があり、 タブレットで非放射性ヨウ素を予め体内に入れておくと、それ以上のヨウ素が甲状腺に吸収されないため、 放射能汚染による 放射性ヨウ素が体内に入っても、甲状腺にダメージを与えることが無いというのが、このポタシウム・アイオダイドのコンセプト。

とは言っても、ポタシウム・アイオダイドは処方箋薬などでは無く、ごく一般的に手に入るサプリメントで、 原発の職員など、放射能を浴びた人が摂取する場合もあるけれど、それ以外の用途は甲状腺がんを防ぐためのプロダクト。
さらに このプロダクトを摂取していたのは、ヨウ素不足の人。 日本人はと言えば、その食生活からヨウ素(ヨード)が最も足りていると言われる人種。
ポタシウム・アイオダイドの錠剤は、含有量の低いものは12.5mlから販売されているけれど、 このタブレット1錠は、日本人女性が1日に平均的に摂取するヨウ素(ヨード)の量とほぼ同じと言われ、 日本人はワカメ、昆布などの海藻を摂取することによって、ヨード・カルシウムを豊富に食生活に取り入れているため、 乳がん、甲状腺がん、卵巣がんなどが少ないといわれていたのだった。


でも日本でも昨今、乳がんが増えていることから分かるように、ヨード・カルシウムを豊富に摂取していたのは日本の 以前の一般的食生活。現代人の食生活には、1日12.5mlほどのヨウ素は含まれていないという声も聞かれるのは事実である。
海藻以外にも、食卓塩の多くはアイオダイド・ソルトであるけれど、その塩をポタシウム・アイオダイドのタブレット替わりにするのは 不可能と言われています。




どの程度の摂取が必要か?

とは言っても、日本から何千マイルも離れたアメリカ西海岸の人々が、今からこのピルを購入しているというのは、 時期尚早が過ぎる、もしくは全く必要無いというのが、医療専門家の指摘。
それより、放射線を浴びる危険がある地域の日本人に譲ってあげるべきという声が聞かれているほどなのだった。
そもそも、ラディエーション(放射能)は日常生活に蔓延しているもの。
ニューヨークでは、グランド・セントラル駅でも、セントラル・パークでも探知されるもの。 日光に当たっても、飛行機で旅行をしても、レントゲン撮影でも放射能を浴びるし、 特に歯科医におけるレントゲン撮影はかなりの高度の放射線を浴びるもの。 大理石の壁や床なども少量の放射線を発しているものの1つ。
さらに、喫煙は様々ながんの要因になるだけあって、1本吸うごとに放射能を吸い込んでいる状態。 喫煙者と1年間暮らしただけで、ノンスモーカーがレントゲン12回分の放射能を浴びることを思えば、 喫煙者が一年に浴びている放射能の量がいかに多いか察しが着くと思うし、 実際、原子力発電所で働く喫煙者は、がんで命を落とす確率が非常に高くなっていることも指摘されているのだった。

でも、放射能汚染の危険が迫った際は、一度に多量の放射能を浴びることになりますが、 体内に入った放射能は蓄積され、その総量によって、身体へのその後の影響が変わるもの。
ポタシウム・アイオダイドによって、放射線ヨウ素が体内に取り込まれるの防いでくれる、このタブレットは、 被爆で最初にダメージを受ける甲状腺を守るためにも、被爆の総量を減らすためにも必要なライフセーバーです。
ポタシウム・アイオダイドの適切な摂取量は、 FDA(連邦食品医薬品局)によれば、 大人が130ミリグラム、授乳中の母親も同量。3歳から18歳の子供は65ミリグラムであるけれど、体重が70キロ以上の場合は、 大人と同じ摂取量が奨励されるとのこと。1歳〜3際の子供は32ミリグラムが適切。
1日に1度、この摂取量を守ることが大切です。
また放射能を浴びる可能性がある前に飲み始めるのがより効果的な摂取タイミングです。



その副作用は?

ポタシウム・アイオダイドの摂取は、医師にかかっている人、ことに既に甲状腺に問題がある人は、 必ず医師に相談してから摂取するようにしなければならないとのこと。
副作用が出るのは、奨励される摂取量を超えたタブレットを摂取した場合。 典型的な副作用は湿疹や、腸の不調、唾液腺の炎症などで、それらがシビアな病状に悪化する可能性もあると言われています。
また、体重が落ちて、頭髪が抜け易くなるという副作用もあるので、放射能の危険がある場合に、摂取量を守った、 短期間の摂取が奨励されています。








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