Dec. Week 3 2017
★ "Revenge of My Psycho Friend"
"友達のリベンジで私の会社の悪評が飛び交っています"



Yoko Akiyama様
長年キューブさんのサイトにアクセスしているだけでなく、素晴らしいコラムと御社の商品を宣伝しているほどの大ファンです。 私も是非秋山さんにアドバイスをお願いしたいと思ってメールをしました。

私はアメリカに暮らして10年ほどが経過します。 先日お友達のビジネスが大規模なウィークエンド・ランチのイベントをすることになり、 私の裁量であと5人を招待して良いことになりました。 そのイベントは、昼間ですので特にカップルで招待する必要はないと言われていて、 最初は私と主人、そしてあと2カップルを招待することを考えましたが、 主人は全く乗り気ではなく、 お友達でそのイベントに行きたがる女性が3人居たこともあり、 私のゲストは全員女性のお友達を招待することにしました。

そこで主催者側に頼んで 招待したお友達へインヴィテーションを送付してもらったところ、 そこには「You and your geust」と書かていたことから、 勘違いした友達の1人がご主人を連れて来ると言い出しました。 他のお友達は全員ご主人抜きでの参加と理解してくれているのに、 その友達だけが「もう主人に都合をつけてもらった」、「主人が一緒だと車を運転してくれるから行き帰りが楽」、 「You and your geustとインヴィテーションに書いてあるから、 2人で行っても追い返されることはないはず」と言って譲りません。 ですが、ゲストの名前は事前に主催者に知らせて、ゲストリストに名前が載っていない限りは 会場には入れません。
私は友達のご主人にも迷惑を掛けたくなかったので、ご主人の分の席を増やす権限が私にはないことや、「You and your geust」と書かれたインヴィテーションは、 カップルとして招待された人たちに対するもので、私の招待客はカップルではなく、女性のみにしたのでそれが適用されないことも説明しました。 すると今度はその友達は、主催者側に電話で抗議をして、「You and your geustと書かれたインヴィテーションを送っておきながら、 夫を連れて行くことが出来ないのは何事だ」みたいな文句を言ってしまったことから、 イベントにご招待してくれた友達にも迷惑が掛かることになってしまいました。
それで恥ずかしい思いをしたこともあって、友達に主催者には連絡を取らないで欲しいと言ったのですが、 かなりそれが気に入らなかったようで、イベントの当日、その友達は何も言わずに欠席して、それとは別に私にあてつけるように共通の友達3人とブランチをして、 インヴィテーションを見せて、「You and your geustって書いてあるのに主人の出席を断られたから 頭に来て行かなかった」と言っていたことを知らされました。

実は私は小規模なビジネスをしていて、ランチに欠席した友達はそのお客様でもあるのですが、 何となくこのままでは済まない気がしていたところ、予想した通り私のビジネスの悪口を言いふらすようになりました。 それも こちらが間違えをして訂正しようとしたところ、その方が良いから、訂正しないで欲しいと言われたことなのに、 「間違えたのに何もしなかった」というような悪口で、唖然としましたし、あちらの頭がおかしいのではとさえ思いました。
それだけでなく、いつもディスカウントをしてきたのに、私がお金の亡者のように言われたり、 ドタキャンをしても友達なのでキャンセル・フィーなど請求したことが無いのに、 キャンセル料をガメツク取ると言われたり、依頼を受けていないサービスについてもコテンパンに言われて、デマをふりまかれています。 友達に会うと、私のやっているビジネスを利用したことがあるかを尋ねて、誰かが利用したというと「あそこ酷くなかった?」などと言って 悪口が始まるそうで、インターネットにもうちの会社の悪口を書き込みをしているのではないかと疑っています。

秋山さんにご相談したいのは、こういう人にどうやって対処したら良いかという事です。 もうお友達付き合いをすることは無いかと思いますが、これから先も私のビジネスを知り尽くしたような顔で、 悪口を言われるのはたまりません。彼女がランチのことで腹を立てていることを知っている人は、私が悪い訳ではないのにと私に同情してくれる人も居ますが、 中には事情を知っているのに、その友達と一緒に私の悪口を言う人なども居て、私は友達に会う度に 悪口の言い訳をするようになってしまい、人間関係というものに失望しかかっています。 何か良いお知恵がありましたら、教えて頂けると嬉しいです。
これからもずっと応援していますので、頑張って下さい。素敵なホリデイ・シーズンを!

- C -





私もかなり以前に、当時仲良くしていた女性が 状況を勝手に誤解して騒ぎを起こして、 自分の非を認めたくないために、私が一方的に悪者にされたという経験があります。
私はそれ以来、その女性とは一切友達付き合いはしませんでしたし、 その噂話や私の悪口が 当時の私の交友グループの中に流れているのを承知していたので、それについては沈黙を決めこむことにしました。 というのは 私が自己弁護でもしようものならば、問題の女性が10倍、20倍の悪口と その根回しで仕返ししてくるのが目に見えていたためでした。 ですが私が何のリアクションも示さなかったことから、 そのグループで一番社交熱心な女性がわざわざ電話をかけてきたり、 頻繁にEメールをくれるなどして、非常に小まめに気遣いを見せてくれていました。
そのため その人にだけ話したことが幾つかありましたが、それがやがて私に不利な噂になって別の友達からフィードバックされてきたので、 その人が親切心を装って、噂話のネタだけを探しに来ていたことを悟りましたし、 その時にCさんと同じように人間関係、特に女性の交友関係にとても失望したのを覚えています。

そんな時に私の心の支えになったのは、学生時代からの親友やアメリカに来て初めて出来た日本人以外の親友など、 長年の友達の存在であったので、そうした出来事がきっかけで「本当の友達」と、「単にその時期に会う機会が多い人」との違いを学ぶことになりました。 ですので、私は本当の友達のことは人生の宝物だと思って大切にする主義ですが、 そうでない人については、ある程度距離を置いて、親しくなろうとするよりも、むしろフレンドリーであっても遠慮のある関係でいようと心掛けるようになりました。
そもそも、人間関係というのは遠慮があるうちが一番良い時期なのです。 遠慮がある関係というのは、出会ったばかりの時期の お互いを知って 仲良くなろうとする段階の関係で、この時期はお互いにポジティブですし、譲り合ったり 尊重し合ったりが いとも自然に簡単に出来る時期でもあるので、 いわば人間関係のハネムーンの時期です。 この段階ではどんな人でも良い人間として振る舞うので、お互いを理解したり、頼りにするような深い関係ではありませんが、 不特定多数の知り合いとの関係はそれがベストなのだと私は思っています。

私のかつての人間関係の失敗を振り返ると、それはことごとく 相手を良く知らないまま仲良くなってしまった、もしくは自分の本能的なレベルではその人のことが好きでないのに、 無理にその人を好きになろうとしてきたためでした。 人間というのは 相手と仲良くなると 気を許して徐々に本性を出して来るもので、 甘えや我がままが出て来るケースもあれば、だんだんと人を見下すような態度に変わってくる人も居ます。 何らかの事件が起こったのをきっかけに 態度が豹変する人、自我の強さを押し出してくる人も居ます。またその事件に利害関係が絡む場合、 Cさんが経験されたように「頭がおかしいのでは」と思うほどに理屈が通らなかったり、 勝手な思い込みで一方的に敵視してくる人というのが居るものです。
でも私が親友と呼ぶほど長く付き合ってきた人達は、どんなに仲良くなって 気心が知れる関係になっても 常識的で、情に厚くて、親切ですし、わがままを押し付けたり、人を見下すような態度を取るようなことはしないので、 そういう人たちだからこそ長く付き合っていけるのだと考えるようになりました。

さて、Cさんのご質問の「こういう人とどうやって対処したら良いかという事です」についてですが、 こういう人については 対処をしようと思ったら、蟻地獄のようにどんどんトラブルが根深くなっていきます。ですから 関わらない、 関わってしまったら出来る限り早く関わりを断つ、多少犠牲を払っても最も簡単に関わりが断てる手段を選ぶのが最善の道です。
メール拝見した印象では、ランチのイベントのトラブルからして、その女性はまともな判断力や常識が欠落していると思いますし、 ビジネスの顧客としても酷い態度だと思います。 そうした人物との間には、お得意様関係も友情も育つことはありませんし、 ビジネスにおいても、交友関係においても 我がままを押し付けられた上に 悪口を言われるだけだと思います。

Cさんが 問題のお友達とビジネスを通じて親しくなったのか、それとも最初からお友達だった人がビジネスを利用してくれているのかは 頂いたメールからは分かりませんでしたが、 私はビジネスのクライアントと 交友関係はしっかり分けるべきという考えの持ち主です。 お友達で私のビジネスを利用してくれる人に対しては、一律の優遇規定を設けていますが、それ以上のことは一切しないと決めています。 また会社で決めた規定も守って利用をして頂く主義で、それが実践出来なければビジネス・ウーマンとしても 公平な付き合いをする友達としても失格だと思っています。
こう申し上げると失礼なのですが、Cさんはこれまで交友関係においても ビジネスにおいても、 お友達のいいように扱われてきたという印象が否めません。 おそらくそれは Cさんが交友関係においては「ビジネスを利用してくれているから」と その女性を優遇し、 ビジネスにおいては「私の友達だから」と優遇してきたからだと思いますが、 こんな事態になってみると、その女性がCさんにとって 交友関係においても、ビジネスにおいても 優遇する価値がある存在ではなかったことに気付くはずです。 そして こうした目算の誤りは、ビジネスと交友関係を切り離していたら 防げた事だと私は考えます。

それでなくても 女性が個人でビジネスを経営している場合、特に現在のようにソーシャル・メディアを使って匿名で 事実無根の事が好き勝手に言える時代では、 会ったことさえない人、ビジネスを利用したことさえない人に中傷的な噂を流されることは珍しくありませんし、 その一方で 個人的に知る人によって脱税の密告をされるようなことも珍しくありません。 こうしたことは、何故か男性経営者は決して愚痴らないことの1つです。
たとえ根も葉もない噂であっても、状況によってはビジネスにダメージを与えることがありますので、お友達が個人的にオーナーを知る人物として ビジネスの悪い噂を振り撒く様子に対して Cさんが言い訳ばかりするようになってしまう状況は 同じくビジネスを経営する立場としてとても良く理解できます。 しかしながら私は言い訳というのは負けたり、失敗したり、不正を働いた人が自分を正当化するためにやることと考えているので、 あまり お薦めしない立場です。 そもそも悪口やデマに関しては、先方の方がCさんよりも2枚も3枚も上手なのですから、 それに対してどんな言い訳をしたところで 勝てるはずはないのです。

私は個人の交友関係においても、ビジネスにおいても、中傷やデマを跳ね返す方法があるとすれば、それは何を言われようと毅然として やるべき事をしっかりやって、自分を正当に評価してくれる人たちを大切にしていくことだと思っています。 どんなに正しいことをしているつもりでも、一生懸命に取り組んだり、尽くしたりしても、 ネガティブな事を言う人というのは 個人レベルでもビジネスでも必ず出て来るものなのです。 ですから それに対して いちいち悩んだり、対処したり、言い訳をしたところで モグラ叩きと変わりはありません。
世の中で鈍感な人の方が生き残っていけるのは、何を言われようと全く動じないからだと思いますが、 Cさんのように繊細な方が同じような不動の精神を持つためには、 開き直った強さを持たなければならないと思います。

そもそも中傷や悪口というのは、言っている本人達が飽きたところで別のターゲットを見つけるものです。 ですが野良犬と一緒で、相手にしている限りは いつまでも付き纏ってきますので 言い訳などせず、 強く毅然と振る舞って、噂や中傷は どんなに悔しくても一切無視するべきです。 周囲とて、噂話に加担していていも しっかり観察しているものですので、Cさんのそんな態度が どんな言い訳よりも Cさんの正当性を立証してくれることと思います。

Cさんも素敵なホリデイ・シーズンをお迎えください。

Yoko Akiyama


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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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