Mar. Week 5, 2017
★ "Contacting With an Old Fling"
フェイスブックで学生時代の彼と繋がって浮気、彼のことで頭が一杯です



秋山さま、
キューブ・ニューヨークのサイトの大ファンでずっと愛読しています。
私も考えた挙句、どうしても秋山さんにアドバイスを頂きたいことががあってメールをしています。 どうかよろしくお願いします。

私は結婚して4年目で、未だ子供が居ないため、仕事を続けています。 夫とは大恋愛で結婚しましたが、今は恋愛感情が冷めて、倦怠期というよりは安定期という感じです。
少し前に、学生時代に好きで交際したことがある男性とフェイスブックで繋がりました。 そしてメッセージを送り続けるうちに食事に出掛けることになりました。 別に秘密にするつもりは無かったのですが、夫には特に報告せず 友達と出掛けると言って、気軽な気持ちで出かけました。
久しぶりに出会った彼は、すっかり大人の男性になっていて、私の話を聞いてくれて、 お互いに大恋愛で結婚して、今は安定期というところが一緒だったこともあり、 いろいろ意気投合して、とても楽しい時間を過ごしました。 お互いに学生時代にタイムスリップしたような気分になったのと、私は久々に結婚前のデートみたいな気分を味わって、 久々に女性として扱われたような感覚もありました。

彼も楽しんでくれたようで、その後のメッセージのやり取りで また食事に行こうということになりました。 そして夫が出張の夜があったので、その日に2度目の食事に出掛けたのですが、 この時は久々に出会ったばかりの前回とは異なり、お互いにリラックスして、ワインの量も増えてしまい、 そんな予感はあったものの、彼と関係してしまいました。
彼に もし私達が結婚していたら、今頃どうなっていただろう?などと言われて、私もそう考えましたし、 久々に忘れかけていた恋愛感情を味わって、その日は家に帰ってからも軽く興奮して眠れない思いをして、 夫が出張で本当に良かったと思いました。

でもその翌日には、彼から「酔っ払って、失礼しました」という他人行儀なメッセージが来て、 久々のウキウキした気分から、奈落の底に突き落とされたような気持ちになって、自己嫌悪に陥ってしまいました。 前の晩には私の手を握りながら、もし私たちが結婚したらハネムーンは何処に行ったと思う?と話していた彼とは思えない 他人行儀ぶりでした。
どうやって彼に返事をしたら良いか分からず、友達に相談した結果「私こそ、酔っ払って失礼しました」というメッセージを返しましたが、 彼との連絡はそれきりになっていて、以来彼のことが頭から離れません。 相談した友達は、お酒を飲むと人間は本音が出るので きっと彼もまだ私のことが好きなのでは?と言いますが、 手のひらを返したような彼の態度に傷ついてしまって、私からは彼に連絡する勇気がありません。

お互いに結婚相手への恋愛感情が冷めたタイミングで再開したという偶然や、月日が経っても変わっていない フィーリングが合う感触を実感して これが私たちの縁なのかもしれないとさえ話し合っていたので、すっかりその気になってしまった私は舞い上がってしまって恥ずかしいやら、 もしそれが彼の本当の気持ちだったら…という思いもあって、毎日悶々と悩む毎日です。
私はこの場合どうしたら良いのでしょうか? 彼の事を忘れた方が良い場合は、一体どうやって気持ちを整理したら良いのでしょうか?
友達2人に相談したのですが、希望を繋ぐようなことを言われてしまって、益々迷いが深まってしまって 職場でも「最近 心ここにあらずって顔をしている」と指摘されてしまったので、秋山さんにアドバイスをお願いしたいと 思いました。厳しいことでもはっきり言ってくださる秋山さんのアドバイスを聞いて、 きちんとした判断力を取り戻したいと思っています。
あまり褒められた質問ではないのは承知ですが、アドバイスをお願いします。
どんなアドバイスでも真摯に受け止めます。よろしくお願いします。

- J -





フェイスブックを通じてかつての、特に学生時代の交際相手や、その頃好きだった相手と 連絡を取り始めて、浮気や不倫に至るというケースは、アメリカでもフェイスブックが一般に広く普及してからというもの、 非常に多いことが伝えられています。
もちろんそのきっかけは、以前好きだった相手がどうしているかをフェイスブック上でサーチすることですが、 それを行うのは往々にして 独身者であれば付き合っている相手が居ない時や交際の倦怠期、 既婚者であれば同じく結婚生活の倦怠期や、安定した生活の中で 心の渇きを感じている時です。 そして相手のルックスや生活状態をフェイスブック上でチェックした上で アプローチするのが通常ですが、 既婚の男女間では よほど世間知らずでない限りは 単に旧交を温めるために これを行うケースは殆どありません。 したがってかつての交際相手とフェイスブックで繋がって再会するということは、 ”お互いにその気がある” と解釈する人が極めて多いのが実情です。

Jさんと彼の場合も メールに書いて下さった内容を拝見しただけで、 浮気に発展するのは当然のシナリオだったという印象を強く受けます。
ご主人に告げずに最初の食事に出かけて、2度目にはご主人の出張中に食事をスケジュールしたことは、 「そんな予感はあったものの」とJさんもメールに書いていらっしゃいましたが、はっきり申し上げて私の印象では最初からJさんが潜在的、もしくは 意図的に彼と関係する方向にご自身を導いていたように見受けられます。 そうなるつもりが最初から毛頭なかった場合は、ご主人に彼と会うことを打診、もしくは報告したと思いますし、 ご主人が難色を示した場合は共通の友人をディナーに誘ってグループで食事をするなど、2人だけで会うのを避ける策を講じていたと思います。
メールからは、2度目の食事の夜にJさんのご主人が出張であることを Jさんが事前に、もしくは食事の最中に 彼に伝えていたかはわかりませんでしたが、伝えていた場合は相手がそれをセックスのインヴィテーションと判断したことは100%確実です。

私の率直な意見を申し上げると、彼は浮気をしたがっていたと思いますが、それ以上のことは望んでいなかったものと思います。 私がそう判断するのは、「お互いに大恋愛で結婚して、今は安定期というところが一緒だったこともあり」とJさんがメールに書いてくださったところから、 お互いに結婚相手には満足しているものの安定期に入って退屈している状態を確認しあった様子が見て取れましたので、 Jさんが意図するところが実際にどうであれ、 彼にとってはそれが、お互いに結婚生活を脅かすような関係を望んでいる訳では無く、 それぞれの安定した結婚生活の中で 男性にとってはエキサイトメント、女性にとってはときめきをもたらすような、”割り切った関係を望んでいる” というシグナルとして受け取られたと思います。

また「もし私達が結婚していたら、今頃どうなっていただろう?」、「もし私たちが結婚したらハネムーンは何処に行ったと思う?」という ”もし”で始まる会話というのは、 ”もしJさんが男性に生まれ変わるとしたら…” とか、”もし100億円の宝くじが当たったら”のように、起こらないと分かっていることを仮定した エンターテイメントとしての会話であって、本当にそうなると思って話している訳ではありません。
Jさんは彼について「私の話を聞いてくれて…」と書いていらしたのですが、女性に聞き上手という印象を与える男性は、往々にして 女性の扱いに長けている男性ですし、女性が語る内容から自分への気持ちなどを敏感に読み取っているケースは少なくありません。 ですから翌日の他人行儀なメッセージにしても、Jさんの恋愛モードを会話から察知して、 危険に思ったために お酒のせいにして距離を置こうとしたとも判断できるかと思います。
失礼ながら申し上げると、彼が浮気をした相手がJさん以外に何人かいても私は全く不思議ではないと思います。

Jさんが相談されたお友達は、「お酒を飲むと人間は本音が出るので きっと彼もまだ私のことが好きなのでは?」とおっしゃったとのことですが、 人がお酒を飲んで語るのは本音だけでなく、日頃思っても居ないことを言う人は多いですし、気持ちが大きくなったり 自制心が衰える結果、 話が誇張されたり、その内容に現実味を失うケースは多々あります。 そもそも、私が過去にこのコーナーで何度も申し上げてきた通り、女性ほど男性の恋愛心理を理解していない存在はいませんので、 女友達の詮索やアドバイスを真に受けていたら、Jさんは何時までも 心ここにあらずの状態から抜け出せないと思います。

でも今回のことでJさんが自己嫌悪に陥る必要などありませんし、舞い上がってしまったことを恥ずかしいなどと感じる必要もありません。 女性と男性はそもそも違う生き物なのですから、同じ状況に違う意図や判断、価値観が絡んでくるのは当然のことですし、そのどちらが良いとか 優れているという訳でもありません。また男性にしても恋愛感情で舞い上がってしまうことは全く珍しくありません。
そもそも結婚したからと言って恋愛感情が打ち止めになる訳ではありませんし、以前交際した相手というのは、 時の流れのノスタルジーや、お互いを知っている安心感などが手伝って、 一から始まる恋愛ではありえないスピードで盛り上がってしまうのは当然の成り行きです。
人間は生きている限り、後から振り返れば「一時の気の迷い」と片付けられるような片思いや恋愛の機会が巡ってきますので、 Jさんはそのレッスンを積んだだけと判断するべきです。

最後に、今回の経験でおそらくJさんはご主人との夫婦関係の大切さを再認識されたのではないかとお察ししますが、 勝手にご自身の結婚生活に ”安定期”というようなレッテルを貼らずに、 ご主人といろいろな話をして、フェイスブックを通じて以前の交際相手がコンタクトしてきた場合でも、 それを気軽にご主人に話して、相手がどういう意図でコンタクトしてきたかをご主人に尋ねるくらいの 夫婦であるべきというのが私の考えです。
お互いに仕事で疲れて家に帰ってきた時に、夫婦が他愛が無いけれど楽しい会話、 お互い同士でしかできないオープンな会話をすることはとても大切なのです。 大恋愛の末に結婚したご主人なのですから、Jさんが楽しい話や興味ある話題を持ち掛ければ、 結婚後何年が経過しようと、ご主人はJさんの話を聞いてくれるはずです。
そうなれば今後、どのソーシャル・メディアを通じて誰がコンタクトしてきたとしても、 今回のような展開には決してならないことと思います。

Yoko Akiyama

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執筆者プロフィール
秋山曜子。 東京生まれ。 成蹊大学法学部卒業。 丸の内のOL、バイヤー、マーケティング会社勤務を経て、渡米。以来、マンハッタン在住。 FIT在学後、マガジン・エディター、フリーランス・ライター&リサーチャーを務めた後、1996年にパートナーと共に ヴァーチャル・ショッピング・ネットワーク / CUBE New Yorkをスタート。 その後、2000年に独立し、CUBE New York Inc.を設立。以来、同社代表を務める。

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